夢野久作:少女地獄
題名だけ見ると、どこの変態小説かと思うが、まったくそういう本では無い。女性のもつ理知的には説明つかない洞穴のように奥深い恐ろしさを題材にした短編集。最近映画化された話もあるが、冒頭の「虚言癖」をもつ少女の話が一番面白かった。何かの目的のために嘘をつくのでなく、人生がつまらないから嘘をついて刺激をつくるという少女の話。昨日全集(7巻)が届いた。
澁澤龍彦:秘密結社の手帳
どうしてこの人はこんなに博学で、そしてこうも読ませるのか?
メンゲルベルク指揮「悲愴」(ナクソス)
どぎもを抜かれる改造演奏。インテンポなんてものは全く存在しない。なのに感動する!これだけ感動させてくれるのだから、これは価値ある演奏だ。戦前は、こういったデフォルメのきつい演奏が主流だった。その中でフルトヴェングラーは非常にまともなのだと思った。実はメンゲルの第九も凄いことで有名。
ハイフエッツのクロイツェル・ソナタ(ナクソス)
初めて聴いた演奏がこれだったので、今でもデフォルトです。やっと手に入れた。これに慣れてしまうと他の演奏はスローすぎて聴けない。実は伴奏のモイセイビッチも凄い演奏をしている。ピアノを弾く人しか知らないかもしれないけど、超絶技巧と詩情を併せ持った凄いピアニスト。
ヴェルヌ:カルパチアの城
ヴェルヌには珍しい怪奇小説。廃刊なので競売で買った。この中の一部は種村氏の編集した吸血鬼小説集に入っていた。過去にそれを読んで以来、是非通して読みたかった本。目下精読中(本日中に読了予定)。ヴェルヌらしい歴史や地理に対する詳細な記述が浪漫を掻き立てます。トランシルヴァニアは是非訪れてみたい土地。
ワルター:主題と変奏
ワルターの自伝小説。分厚く文字量も半端じゃないが、ぱらぱらめくると、古の名演奏家がたくさん登場してくる。読み通す時間はあるのかな・・・。たまに買い集めている大音楽家の伝奇小説の1つ。これまで読んだ中では、フルヴェン以外では、クナッパーツブッシュの伝記が非常に面白かった。
題名だけ見ると、どこの変態小説かと思うが、まったくそういう本では無い。女性のもつ理知的には説明つかない洞穴のように奥深い恐ろしさを題材にした短編集。最近映画化された話もあるが、冒頭の「虚言癖」をもつ少女の話が一番面白かった。何かの目的のために嘘をつくのでなく、人生がつまらないから嘘をついて刺激をつくるという少女の話。昨日全集(7巻)が届いた。
澁澤龍彦:秘密結社の手帳
どうしてこの人はこんなに博学で、そしてこうも読ませるのか?
メンゲルベルク指揮「悲愴」(ナクソス)
どぎもを抜かれる改造演奏。インテンポなんてものは全く存在しない。なのに感動する!これだけ感動させてくれるのだから、これは価値ある演奏だ。戦前は、こういったデフォルメのきつい演奏が主流だった。その中でフルトヴェングラーは非常にまともなのだと思った。実はメンゲルの第九も凄いことで有名。
ハイフエッツのクロイツェル・ソナタ(ナクソス)
初めて聴いた演奏がこれだったので、今でもデフォルトです。やっと手に入れた。これに慣れてしまうと他の演奏はスローすぎて聴けない。実は伴奏のモイセイビッチも凄い演奏をしている。ピアノを弾く人しか知らないかもしれないけど、超絶技巧と詩情を併せ持った凄いピアニスト。
ヴェルヌ:カルパチアの城
ヴェルヌには珍しい怪奇小説。廃刊なので競売で買った。この中の一部は種村氏の編集した吸血鬼小説集に入っていた。過去にそれを読んで以来、是非通して読みたかった本。目下精読中(本日中に読了予定)。ヴェルヌらしい歴史や地理に対する詳細な記述が浪漫を掻き立てます。トランシルヴァニアは是非訪れてみたい土地。
ワルター:主題と変奏
ワルターの自伝小説。分厚く文字量も半端じゃないが、ぱらぱらめくると、古の名演奏家がたくさん登場してくる。読み通す時間はあるのかな・・・。たまに買い集めている大音楽家の伝奇小説の1つ。これまで読んだ中では、フルヴェン以外では、クナッパーツブッシュの伝記が非常に面白かった。