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理系離れ:だって給料安いんだもの

2007-12-06 | Weblog
 朝のテレビでやっていたが、子供の理系離れが著しく、これはゆとり教育の余波だとか。勉強する内容削れば興味も削がれるだろう。前から言っているが、教育ってのは国家事業では一番大切なことなので、ゆとり教育導入した文科官僚どもは国賊といってもいい。国家反逆罪で打ち首だな。「総合的教育」という文言を掲げていたが、何においても「総合的」とか名前のつくものは実体が希薄で実がない。で、授業を減らしたことの煽りを一番受けたのが、理化の実験。昔の半分しか無くなったしまったらしい。頭おかしいだろ?。そのため、最近は塾が堂々と実験を指導するらしい。昔は塾は机上だけというのに対し、学校はきちんと実験するところという位置づけだったのに、それさえも逆転したのか。もう義務教育制度止めて教育は塾システムへ移行してしまえばよいのではないか?いや、意外によい考えかもしれないぞ・・・。それにしても、塾に通ってくる子供の賢そうなこと。恐らく良いところの子息たちなんだろう。格差だねえ。ゆとり教育は結局格差を煽っただけと言うことなんだな。日本の貴族社会化は着実に進行中。労働者よ、立ち上がれ!ほんと、革命でもおこして一度徹底的にかき回さないと、後20年くらいで中世レベルの封建社会になるぞ。
 脱線しだが、彼らが塾でどんなに実験を楽しんでも、最終的には理系は増えないと思う。なぜなら、理系の給料が低いから。彼らもちょっと成長して世の中の現実を知るようになれば、文系行って支配層側になったほうがよっぽど良いことがわかってしまう。お金を儲けることが人生の楽しみではないのだが、今の世の中はお金がないと楽しめない構図になっているからな。国も子供達に将来理系に行って欲しいのなら、理系に進むとどういう職業が待っていて、どういう生活ができるようになるということくらい説明しないといけないよ。野球選手やサッカー選手があれだけ人気があるのは、やはりスター選手になれば億単位の収入があるという付加価値のせいでもあると思う。最高年俸が500万くらいだったら誰もプロを目指さないでしょ。サイエンスの根本は「好奇心」だと思うけど、現実問題も意識しないとね。「博士1万人計画」なんていう無計画な煽りに巻き込まれた人間からの提言。