Wilhelm-Wilhelm Mk2

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徒然・フィッシャー・トラボルタ

2009-11-01 | Weblog
フィッシャーマンズ・スープレックスというプロレス技がありました。日本語訳は「網打ち式原爆固め」・・・

・バックハウスの新譜(再販)が幾つか出ますね。曲目はいつも通りですが・・・。過去に新星堂が企画したEMI音源(13枚組)を廉価で再販してくれないかな?

・ブラームス2番協奏曲:フルヴェンには戦時中録音で2種あります。1つは盟友エドヴィン・フィッシャーのもの。名盤と名高いです(実際に名盤です。指周りはちょっと怪しいが)。もう一つはフィッシャーと同じくスイス人のピアニストであるアドリアン・エッシュバッヒャーのもの。こちらは録音も硬く、奏者にもあまりよい批評がありませんが、このときエッシュバッヒャーはまだ30歳であり、若さに増させた爆裂感がフルヴェンの音楽とシンクロして実に爽快です(ティンパニの炸裂も激しい)。フルヴェンとエッュバッヒャーは戦後もルツェルンで共演してベートーヴェンの1番を録音に残してくれてます。フィッシャーほどの大家ではないですが、フルヴェンが選んだソリスト。エッシュバッヒャーも共演した録音ももっと評価されてもいいと思います。世間に売れてるからという「ビッグネーム」洗脳されやすいですからね、日本人は特に。(エッシュバッヒャーはシュナーベルの弟子だったそうです。DGに録音も沢山残したそうですが、再販はされてませんね)

・上で話したエドヴィン・フィッシャーの「平均律」を久しぶりに聴く。初めて聴く妻と共に「いい演奏だね」としみじ感動。高校生?の頃に大金はたいて買ったんだよな・・・EMIの4枚組で7000円か・・よく頑張った当時の俺。グールドの平均律とは対照的な「ド正統派」ですが、学術的ではない頑張らない正統主義と絹のようなフィッシャーのタッチが聞き手にバッハの深遠さをとことん堪能させます。世間ではポリーニの平均律が話題になっていますが、ポリーニフリークだった友人が激辛に評してるのが驚きでした。まあ全く似合わないよね・・・何を思って録音しようだなんて思ったのか・・そろそろ深遠さを演出したくなったのかな?バレンボイムも全集出したし。「年食ったらバッハ」という流れはどうかと思います。ちなみにフィッシャーのバッハの録音では「半音階幻想曲とフーガ」も超絶名演です(録音は1930年頃)。

・ジョン・トラボルタの「サタデーナイトフィーバー」を観る。自分が産まれた時代の若者文化ってこんな感じだったんだな。現代の「作られた清潔さ」のないストレートな表現で引き込まれた。名作だと思います。今ではトムクルーズと同じくサイエントロジーに来るってしまったトラボルタだけど、この頃はスリムで非常に格好良い。

・最近のテレビって宣伝前に煽っておいて宣伝後に全然関係ないこと放送するように思う。視聴者に「あれ?さっきの答えはいつ見せてくれるんだろう?」と思わせて、そのまま見続けるようにしむける作戦なのか?どうしようもないな。

・あるサイトに書いてあった言葉

「今の社畜がやっているのはほとんどが 不要なモノやサービスを高く売りつけることだ。」

全くその通り!どうでもいいことを無理矢理「学問化」している奴らも同じだな。今朝テレビをみたら「神経経済学」とかを標榜している一橋の先生が、誰でも思ってることを馬鹿丁寧に話してて失笑した。

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