Wilhelm-Wilhelm Mk2

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ちょっと山陰旅行

2006-11-05 | Weblog
 仕事のついでに米子ー松江ー出雲を観てきました。実は初めての山陰。宍道湖のほとりの小さな居酒屋で食べた宍道湖七珍がよかった!七珍とはシジミ、ウナギ、スズキ、コイ、白魚、ワカサギ、モロゲエビ。汽水湖ならではの食材群だ。モロゲエビは殻が柔らかいので、素挙げにして頭からバリバリ食べれるのだけど絶品だった!調べてみたら、モロゲエビとはヨシエビの地方名とのこと。他にもメバル、サルボウ(赤貝の近縁種)、イカなどを堪能。極楽。
 松江城は山陰で唯一現存する天守閣をもつ城郭。城マニアの私にとって松江城は今回の山陰行脚のメインイベント。築造時代は彦根や姫路城と同じだが、戦国時代の古い様式で要塞的につくられており、天守も姫路城に次いで大きい。黒壁が実にクール。城山の裏手には武家屋敷も当時のまま残っており見学できた。その近隣には松江に教師として赴任してきた小泉八雲の旧邸と記念館があった。八雲は怪談を書いた物好きな外人ぐらいにしか認識してなかったが、日本の紹介に捧げた半生に感動(子孫は今も健在)。著作(英語)を一つ購入してしまった。さらに松江に茶文化を興した松平不昧公の茶室「明々庵」も見学。最近「へうげもの」の感化で茶道に興味津々の私にはいい刺激になりました。松江は非常に美しい町だった。熊本の時も思ったが、城下町はいいものだ。住んでいる人も常にお城を意識して町に誇りを持っている感じだし、景観にも締まりがある。米子にも米子城という平山城があったのだが、明治維新で市民に譲り渡された際、維持が大変ということで解体されてしまったらしい。立派な石垣から想像するに、もしお城が残っていたら、現在の米子の景観は全然違うものになっていたろうにな。その他にもバスに乗って熊野、出雲の両大社にお参りし、日本の神話を復習してきた。とどめに帰路の電車の乗り換えの合間に、岡山城と後楽園を見学してきました。

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