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9月入学・・・愚策

2011-08-18 | Weblog
東大が9月入学を画策しているらしい・・・

愚策!

ゆとり教育、博士1万人計画、法科大学院、薬学部6年制と日本の教育を破壊し続けてきた文科省がまたもや懲りずにくだらないことを始めました。

目的は国際化・・・。国際化、グローバル化といえば何でも許される免罪符的文言に思える今日この頃。そんなに国際化したいのなら、もうグアムでもハワイにでも移転してまえよ。海外の大学と入学時期を合わせ日本から留学しやすいために・・・とかいうけど、留学なんてのは少なくとも学部を卒業してからすべき。そもそも、なんのために日本の大学入るんだろうか?そんなに海外の大学で勉強したいのなら、最初から直接あちらを受験しろといいたい。私も留学しましたが、日本の大学でとりあえず限界までやってから行きましたね。もちろん留学の経験は素晴らしかったし、チャンスがある方には是非お薦めしますが、ただ行けばいいってもんじゃない。英語でやれば簡単なことでもなんでも高尚に聞こえるのかもしれないけど、日本のシステムで大抵のことは十分に学ぶことができます。海外に出て行けるように・・というのなら、授業なりカリキュラムなり、そして教官の質なりをもっと改造してはいかがですかね?さらにこの秋入学は日本に留学生を呼び込むためというけど、日本にくる外人なんて発展途上国の連中ばかりです。こちらが思い描くいわゆる西欧の方々なんてのは、日本文化オタク、アニメオタクぐらいしかやってきませんよ。外人の面倒みる余裕があるのなら、まずは我々日本人の面倒をきちんと見て欲しいですな、大学の教官達には。まあ教官側には留学生を受け入れないと研究室が過疎化してしまう・・研究費も補助金も手に入らずラボが潰れてしまうという事情がありましてね。だから特に大学院なんかは必死で留学生を欲していたりするわけです。例のセルカン・・まあこいつなぞ途上国留学生の最悪の事例であるわけですが・・の在籍していた研究室なんかも、名簿みたら博士課程はほとんどがエイジアの外人さんでしたね。他の研究室も似たり寄ったりでしょ。国内の優秀な学生を吸い上げられず(大抵は社会に出てしまう)、結局留学生のお守りばかりしているラボって結構多いと思いますよ。

そして「大学の役割は富国強兵」へと続く・・・。

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