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円山応挙展 (大阪市立美術館)

2003-12-31 | ア-トな話し
大阪市立美術館が賑わっている。円山応挙展である。
今日は幸いなことに20分待ち。「写生画」である。「生を写し気を描く」という表現に相応しいのが「雨竹風竹図」。一粒の雨も、風の一筋も描いてないのに、雨が降っている、風がふいている竹林のように見えるのがスゴイ。
圧巻は、大乗寺の「山水の間」をそのまま移築したように再現しているコ-ナ-。
蓬莱山から流れ落ちた水が大海へと流れる図であるが襖の上部から、右方向に流れ、下部で左に方向を変え、畳の上を仮想空間にして、左の襖の図につながって行くという、何とも壮大な構図である。
今、何故、円山応挙がこんなに人気があるのか?
一つは、「猛虎図」が数点ある(笑)タイガ-スで沸き立つ大阪にぴったり。写真は美術館の前から見た通天閣。これも見事にタイガ-スモ-ドである。
もう一つは、招待券が大量に配布されている。大阪市の老人全員に配布されているらしい。私も、友人から、その券を譲ってもらったのだが、おかげでお年寄りには気の毒なくらいに混んでいる。
応挙は普通は「おうきょ」と読んでいるが、本名は、この字を「まさたか」と読むらしい。
-15.10.12 -

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