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柏餅とちまき

2022-05-05 | 街角の話し
端午の節句に柏餅が食べられるようになったのは、江戸時代からといわれています。柏の木の葉は、新芽が出るまで古い葉が落ちないという特性から、新芽を子ども、古い葉を親に見立て、「家系が絶えない」さらには「子孫繁栄」と結びつけたわけです。そのため、柏の葉で巻いた柏餅は、縁起のいい食べ物として定着しました。
 一方ちまきは、端午の節句行事とともに中国から伝わったもの。中国の故事からきており、難を避ける厄払いの力があるとされ、最初は、楝樹(れんじゅ)の葉でもち米を包んでいたそうです。時代が下ると、茅(ちがや)の葉も使われるようになり、「ちがやまき」とも呼ばれ、それがだんだんと短縮され、ちまきと呼ばれるようになりました。
 柏餅は、主に関東地方で定着していますが、関西地方では柏の木が育ちにくかったことや、伝統を重んじる上方文化が息づいていることから、端午の節句にはちまきの方が一般的に食べられているようです。端午の節句には、みんなで柏餅やちまき等を食べながら、男の子の健やかな成長をお祝いしていただきたいですね。
端午の節句は、5と5が重なる日であることから始まりました。ですので、5月5日です。
5月5日といえば、現代の日本では「こどもの日」でもあります。国民の祝日ですね。
祝日法によると、こどもの日は「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する日」。男女の区別はなく、お母さんにも感謝する日です。お母さんに限らず、お父さんに感謝してもいいですね。
明治6年に「五節句」が祝日でなくなってから、戦後までずっと、5月に連休はありませんでした。
1948(昭和23)年の祝日法制定時に、「こどもの日」をいつにするか検討するとき、かつて端午の節句だったこの日が推薦されたのだそうです。
我が家は大阪ながら昔から柏餅です

今日は、「こどもの日」です




ウェザーニュースでは、2018年4月26日に、ちまきに関する調査を実施し、6,472人から回答をいただきました。

その結果、北海道〜関東甲信は中身がおこわ、東海〜九州では中身が甘いお団子と回答している人が多いと判明。東海地方辺りで日本列島が二分してるではありませんか!
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