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生誕80年 大阪が生んだ「開高健展」

2011-02-20 | ア-トな話し
開高 健(かいこう たけし、1930年12月30日 - 1989年12月9日)の展覧会が大阪ナンバパークス・7Fパークスホールで開催されていた。
2/11~2/20 最終日に間に合った。

開高 健は大阪市生まれ、大阪府立天王寺高校、大阪高校、大阪市立大学を卒業、トリスウイスキーの名コピーを作り、「裸の王様」で芥川賞受賞、ベトナム戦争に従軍のあと、釣りを専らにして日本のヘミングウエイといわれる釣りの作家でもある。
母校の大阪市立大創立130周年を記念して開催。自筆原稿や釣り道具、旧自邸の模型など約200点の展示で、開高さんの人と作品に迫るという展覧会である。

釣りでも数々の名言がある。釣り好きにはたまらない言葉である。


一時間、幸せになりたかったら、酒を飲みなさい。

三日間、幸せになりたかったら、結婚しなさい。

八日間、幸せになりたかったら、豚を殺して食べなさい。

永遠に、幸せになりたかったら、釣りを覚えなさい。

 -中国の諺らしい。 開高健氏の「オーパ!」から-

開高健さんの釣りはレベルが違うが・・・
「フィッシュ・オン」という本も持ってるが、カラー写真が一杯出てくる本だ。
世界各地で釣りをしている。

釣師をさしてホラ吹きだというよくある批評は
ネコをさしてニャオ-といって鳴くという程度の指摘にすぎず、
精神の貧困もいいところである。
よしんば釣師がホラと判別できるホラを吹いたところで、
やっぱりその批評は貧困である。
釣師の話しに、現在はない。
2~3日前は釣れた、明日は釣れるであろう。過去と未来のみ。今日は釣れたというのはあまり聞かない。

最近は、たまにしか釣りに行かないが、「今日は釣れた」というのは、本当に聞かない。
それでもたくさんきているけれどね。
2004.9に京都大丸で開高健のフイッシュ.オン展が開催され行ったことがある。

昔ワインに凝ってたこともある。
著書「ロマネ・コンティ1935年」は1935年ものを37年寝かした後に味わう短編である。
ワインの中のワインと言われるロマネ・コンティ。

吉行淳之介氏との対談「美酒について」も好著である。
58歳という若さでなくなったのは残念。今日の展覧会は、お年寄りが多かった。
青春に氏の言葉に感動した人たちが多いのだ。

サントリーのコピーにもいいのが一杯ある。

「人間」らしく
やりたいナ

トリスを飲んで
「人間」らしく
やりたいナ

「人間」なんだからナ

久々に開高健の心に触れた。



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