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第13回泉州ひなまつり 蟻通神社

2023-02-27 | 街角の話し
舞殿と本殿
泉州ひなまつりのカタログによると
1が蟻通(ありとおし)神社 国指定文化財
2が田尻歴史館 大阪府指定有形文化財
4が泉佐野ふるさと町屋館(旧新川家住宅)市指定文化財
2と4は往訪済で今回は蟻通(ありとおし)神社へ行きました 2/26


南鳥居

南参道

太鼓橋

舞殿 に飾られていました 57年前の日吉豆びな

拝殿には豪華7段飾り雛 期間中平日以外 1/26はokでした













氏子の山田さんの作品


本殿からの景色

神馬と梅



蟻通(ありとおし)神社 国指定文化財

蟻通神社(ありとおしじんじゃ)は、大阪府泉佐野市長滝にある神社。 蟻通明神とも呼ばれる。大国主命を祀る。

歴史
もとは現在地より約1km北方に鎮座していた。熊野街道(当該区間は紀州街道と重複。現在の大阪府道64号和歌山貝塚線)に沿って広大な神域を有していたが、佐野陸軍飛行場(明野陸軍飛行学校佐野分教所)建設のため、昭和19年(1944年)に現在地へ遷座。規模も縮小された。移転前の旧神域の一画には「蟻通神社跡」の石碑が建てられている。

平成27年(2015年)に本殿、幣殿、舞殿など11件が国の登録有形文化財に登録された。

地域住民向けに絵手紙、着付けなどの教室活動を積極的に行っており、能の「蟻通」が縁で平成24年(2012年)から子ども能楽教室、また、平成26年(2014年)からは、毎年9月に地元有志の手によって舞殿での能楽奉納行事「ありとほし薪能」を継続して行い、第1回と第5回(2019年)には能「蟻通」が演じられた。

伝説
紀貫之ゆかりの神社で、神社の中には紀貫之の像(現在は壊されてしまって設置跡しかない)と石碑が建つ。

昔、紀貫之が紀の国から引き揚げる道中うっかりと蟻通明神の神域に騎馬のまま乗り込んだため、急に馬が斃れてしまうという神罰を受ける。

神の怒りを悟った貫之はとっさに
「かきくもり あやめもしらぬ おほそらに ありとほしをば おもふべしやは」
(二重の意味を読み込んだ歌で、曇り空に星を思う(有りと星)というのが表の意味、もう一つは「蟻通」明神とはつゆ知らず、それゆえ怒りを買ったことを謝罪する意味)と詠み、神は心を和らげて馬を復活させたという。

のちに世阿弥がこの故事を素材に能曲「蟻通(ありどおし)」を作曲したため有名になり、笠森お仙を描いた鈴木春信の浮世絵「雨中夜詣(見立て蟻通し)」としても取り上げられている

境内には、紀貫之が蟻通明神に捧げた和歌の石碑と渕があります。


紀貫之が蟻通神社の社前を通りかかったところ、突然馬が病に倒れました。その時に貫之が過って、冠を路傍の渕の中へ落としました。冠を落とした池なので、「冠之渕」と呼びました。縦長の花崗岩の石碑建立は、天保年間といわれています。
「紀貫之大人冠之渕」とあります。

「冠之渕」
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