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ゴッホ展

2005-06-18 | ア-トな話し
展示に違和感を感じれば、本展の企画担当の囲府寺司(こでらつかさ)大阪大学教授の意図にはまったと言える。120点の展示品の中で、ゴッホの油彩は1/4の約30点しかない。残りは他の人の作品であったりゴッホの愛蔵品だったりする。しかしながら、それらがゴッホの作品を理解するのに絶妙の役を果たしている。例えばミレ-の模写と言われている「種まく人」の隣には、ちゃんと元絵を模写したルラのエッチングが展示されている。
ひとつひとつ何故これがここにあるのだろうと考えると楽しい。
またゴッホ知る上で欠かせない作品ながら、今回は展示することが出来なかった物は、ちゃんと代役(?)を展示している。例えば代表的作品の「馬鈴薯を食べる人々」はリトグラフが用意されている。
また、欠かせない一人「医師ガシュ」はエッチングで代役。見事な構成に感動する。
写真は会場の国立国際美術館。入場制限をしている。本日待ち時間30分。
待っている間に撮ったのが、この写真。


暑い...が伝わって来ませんか?
大阪でのポストカ-ドの一番人気は、「夜のカフェテラス」のようだ。
前面の明るいカフェテラス、何とも言えない温かさを感じる夜空の星。
遠近法の消失点の辺りに馬車がこちらに向かっています...何人の人が気づいただろう(笑)

「ひまわり」は都合により出品しておりません。ご了承ください。となっている。
ご了承し難い....。

会場では、表には10分待ちになっているのに30分も待ったので時間がなくなった、金を返せと叫んで係員と揉めていた人が居たが、出品カタログに「ひまわり」が載っているのに、展示してないのはケシカラン、金返せと言っている人は居なかった(笑)

調べました。
愛知県美術館で7/26日に開幕する展覧会では特別出品されるようです。但し8/28までの期間限定。損保ジャパン東郷青児美術館の所蔵品。損保ジャパンの前身の安田火災海上が1987年に58億円で買ったアレです。
さすが愛知万博の強みですかね。


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