無意識日記
宇多田光 word:i_
 



■ ちょっと番外編。今夜は今月で期間限定の再結成ツアーをここ日本で終えるDizzy Mizz Lizzyのライブ2Daysの初日に行ってきた。彼らは明日のライブで改めて正式に"再解散"する。奇しくも、でもなんでもないけど、無期限アー活休止に入る光の状況とよく似た位置づけの(あ今新横浜通過した)2daysな訳だ。特に、多分チケットを買える確率が1を下回る事が確実な状勢の中で、まだ次の日がある12/8のライブだけに行ける、という人はどんな顔をすれば、そして光はどんな振る舞いをすればいいのだろう。結論をいえば、とにかく湿っぽくなったり感慨深くなったりせず、よいSHOWにすることだけを考えた方がいい。なんだったら12/9のライブが終わったあともツアーが続くんじゃないかという位の勢いで。今日のDizzy Mizz Lizzyも殆ど特別な事をせず、普段通りのショウを展開した。演奏の切れと安定感、バンドの異常な呼吸の合い具合、クリアでソリッドなサウンド、日曜日風邪引いてたってのが嘘としか思えない抜群のヴォーカル、センスオブユーモアにインプロビゼイション、観客との掛け合いも絶妙で、普段はサウンドがどうの演奏のアンサンブルが気に入らない声が出てないとうだうだ斜に構えてライブを見ることしばしばなi_が何も考えずに楽しんでるのを発見した時は正直吃驚した。光も、プロフェッショナルに徹してこれが区切りだとか高い倍率のチケットをゲットしたからだとか宇多田ヒカルが有名人だからとかそういうことを歌で総て忘れさせる位のパフォーマンスを見せて欲しい。素晴らしいライブの生演奏の記憶の特徴は「その時確実に楽しんでいた」という記憶が一切色褪せない事だ。思い出を思い出すその時点でその人が幸せだろうが不幸だろうが元気だろうが病気だろうが「あの日あの時、2010年12月8日9日の横アリで、確かに私はあの2時間楽しかった」と確信をもてる、そういうライブにして欲しい。人生やJpopの歴史の中での位置づけとか、意味的なことを考えるのが馬鹿馬鹿しくなる位、その夜その夜に集中して欲しい。今度は歌の途中で泣き出して歌えなくなって"鼻水でちゃった"とか言ったら許さないからね!w

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激しいにも程があるというか、正に堰を切った様に情報の奔流が溢れていて、この後寝て起きたら全部夢でしたって事になってないだろうなと余計な心配をしてしまう。おはよう水曜日の僕、よく眠れたかぃ。配信はi_の場合10/9迄待たねばならないが、サンプルと着うたで仏語、フル解禁で日本語とはよく考えたもので現状の"曲との出会い方"を巧く利用したやり方といえる。予想を阻むサンプルの抽出っぷりに熟考の跡が窺える。ウタダブランドのうちまず正面から"歌唱力"を呈示、次に定番の"英語力"を仏語で裏切りそして11日後に"作詞力"に注目して貰う、という段取りだ。

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さぁ祭の始まりです、ライブ(12/8,9横アリ)/CMタイアップ(ペプシ)/新曲(ピアフ"愛の賛歌"のカバー)/公式ツイッターアカウントが早朝一斉にアナウンスされました。ン十万人がチケットゲットに参加するとは思いますが、このまま行くと今度はお茶じゃなくてコーラを飲む事になるのかと思うと憂鬱です(笑)。朝からシャンソンのジャズカバーのサンプルを聴き乍、純粋なオリジナルの新曲でない事へのそれなりの落胆を感じつつも珍しく"意図が解らない"事に小さく高揚する自分を楽しんでます。サンプルでは歌唱の我田引水ぶりが耳を引きますが、ジャズは文脈依存性の強い音楽なのでフルで聴く迄判断は保留という事で。

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