無意識日記
宇多田光 word:i_
 



AFNを聴いてると、アメリカ人の"昔の曲"への躊躇ない需要がよく解る。望郷の念と番組編成に連関があるかは知らないが彼らはある程度ヒットした曲には"グリーンカード(永住権)"を認めている様にも思える。国として、人としてのアイデンティティ表出に音楽が確と機能している風なのだ。背景には"歴史の浅さ"があるのかもしれないし、その焦燥が夜郎自大の評を呼び込むのかもしれないが翻ってこの国は今"現行の流行歌に力がない為過去の名曲に頼る"状況で、光が最近6年の名曲とソレ等に劣らぬ鮮烈な新曲を今発表する事はシーンに対して大きなメッセージになる…置き手紙だけどね。

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CDアルバム1枚74(~78)分、ライブ1回約2時間を同じ"1曲4,5分"の単位で構成するのがPopsの常套手段。Automatic/timewilltellでアルバムをスタートさせたVol.1の手法は多くの人の記憶と符合する為受け容れ易かったと思うが、04年以降で半分を占めていたUtaDA(宇多田とアルバム2枚ずつだ)の活動を取り上げずに"第2章の幕開け"やら"この6年間の音楽的推移"をフィーチャしようにもムリがある。Vの字曲線を描く様な売上の激変(着うた含む)の谷の部分から07~09年のヒット曲迄約56分と新曲4,5曲22,3分の組み合わせを聴かせるには、アルバムともライブとも異なる発想が必要となるだろう。

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