無意識日記
宇多田光 word:i_
 



賛歌ならぬアンセムなる響きは果たしてどれ位カタカナ語として定着しているか。ン十代以上のジャパメタファンならまず柴田直人のANTHEMが思い浮かぶ所だが今ggってみると他はサッカー,オカザイル,芸能プロといった具合で未だ決定打となるものはなさそうだ。"ボーイ"の様な普遍的な単語ですら給仕サンより先にバンド名と認識する人が一定数居る位なのだから、この曲のヒット具合によっては(既に今日の着うたデイリー2位初登場)今後は「"アンセム"といえば宇多田のアレ」という"日本人の常識"が形成されていくかもしれない。車より先に光を思い浮かべる人多いもんね、オートマティックってきいた時w

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まだ夢から醒めてはないか、という水曜の朝だがそもそも光が存在する事自体夢の様な、イヤ夢を越えた現実なので別にコレでいいのかもしれない。クマンズはツイッターの壁紙だったのね、携帯Webからは見えないけど。落差が怖い、と3ヶ月後の心配をする余裕もなく次々とツイッターのタイムラインが流れていくのに翻弄されていると何となく取り残されてる感覚に陥る気分だが光のツイートは字数が少ないだけでメッセと殆ど変わらず、ツイッターならではの実況的使い方をしている割に何処かしら使い捨てられ感が薄くて嬉しい。コレは9年後の"線2"(2線か?)にもちゃんと収録しといて欲しいわね。

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28日のお昼にtwitterで@hikki_staffからこんなツイートがあった。

報道に関する訂正【拡散希望】:一部報道で『宇多田ヒカルが「愛の讃歌」をカヴァーしている』とされてますが、宇多田ヒカルがカヴァーしているのは、あくまで原曲の「Hymne a` l'amour」です。気になる後半の日本語歌詞の全貌は10/9に明らかになる予定。
http://twitter.com/hikki_staff/status/25751933062

見て、すぐリプライした。

@hikki_staff 趣旨把握。拡散了解。が過去に原曲の"邦題"が"愛の賛歌"としてリリースされたケースはないの? "21世紀の精神異常者"の様に再発時邦題が変更される事とかもあるし。歴史的経緯として"愛の賛歌"は日本語版のみの呼称として定着してるのなら無問題か。確認迄。
http://twitter.com/i_k5/status/25753157313

本当はこっちで調べたかったんだけど、お昼に携帯でちらっと見て書いただけだったからこれが限界でした。ので、
調べてみました。

えっと、まず基本的なことですが。
邦題というのは、海外の作品に対して“原題表記のまま日本で発売しても、読んだり呼んだり書いたりするときにいろいろと不便だから”ということで“海外制作の作品に原題とは別に日本語でつけた題名のことを指します。たとえば、【IRON MAIDEN “The Loneliness Of The Long Distance Runner”】っていう曲があるとして、このまんまじゃ日本語ネイティブな日本人は題名が長過ぎて覚えられないから【アイアン・メイデン“長距離ランナーの孤独”】という表記にして発売等々します。(ちな!みにこの曲の原題は昔のイギリス映画から取られているので、映画での邦題をそのまま楽曲の邦題に援用したんでしょうな) この場合はそのまま直訳の日本語にしただけですが、中には工夫を凝らされたものもあって、【PINK FLOYD “One Of These Days”】なんかは【ピンクフロイド“吹けよ風、呼べよ嵐”】なんていう一見同じ曲かどうかすらわからない邦題がついてたりします。ここらへんはレコード会社の担当氏の裁量の様子。これまた余談ながらこの邦題をつけたのは元EMIの石坂敬一氏。

で、本題ですが。

結論からいうと、“愛の賛歌”は【Edith Piaf“Hymne a l'amour”】の邦題表記であり、報道を訂正する必要はないみたいです。

今年の6月にEMIから発売された“レコード会社所有のオリジナル・マスター音源使用! ”を謳うCD(こちら)でも、“愛の讃歌”という邦題がついてます。(Wikipediaも参照のこと)

話を整理すると。フランス語で歌われた【Edith Piaf“Hymne a l'amour”】という曲を日本で発売するにあたっての表記、即ち邦題が【エディット・ピアフ“愛の賛歌”】であり、その日本語版カヴァー、つまりエディット・ピアフが歌ったものとは別のトラックである(例えば越路吹雪の)“愛の賛歌”と(結果的に)同じタイトルであるということ。

ここらへんがややこしい。

恐らく、こういうことになる。つまり、今回宇多田ヒカルが今回リリースする【“Hymne a l'amour(イム・ア・ラムール) ~愛のアンセム~”】は、【Edith Piaf“Hymne a l'amour”】のカヴァーではあるものの、その日本語版である従来の“愛の賛歌”とは全く別の歌詞をもった曲である、と。なので、この曲は“愛の賛歌”ではなく、“愛のアンセム”という新しいタイトル、新しいカヴァーとしてリリースしたいということなのだと、思います。及び、フランス語のパートもあるので、原題も併記して、こういう名づけになった、と。ですが、そもそも本来のエディット・ピアフの歌う“Hymne a l'amour”の邦題表記が“愛の賛歌”なので、原曲の邦題とその日本語版カヴァーが同じ“愛の賛歌”な為、ただ“愛の賛歌”と書いただけではどちらのことを指すかわからない。結局、一部報道で『宇多田ヒカルが「愛の讃歌」をカヴァーしている』と書いても何ら間違いではない、という話になります。そもそも、報道ってたぶんスポーツ紙のことだろうし、新聞上では縦書きな上字数にも制限があるから原題の“Hymne a l'amour”って書くより“愛の賛歌”と表記した方が色々と都合がいいんでしょうね。

しかしとにかく、今回のスタッフ・ツイートの主旨は「今度ヒカルが歌う“Hymne a l'amour”は、今迄の日本語で歌われた“愛の賛歌”とは違う、“愛のアンセム”なんだ」ということなので、まぁそこだけ押さえとけば大丈夫でしょう。こちらからの進言としては、≪報道に関する訂正【拡散希望】:一部報道で≫という部分は特に書く必要はなく、≪宇多田ヒカルがカヴァーしているのは、あくまで原曲の「Hymne a l'amour」です。≫という部分だけを強調すればよいのではないか、ということになります。


早朝から書いたのでタイム・オーバー。
ごちゃごちゃした読みづらいエントリですいませんでした読者諸氏m(_ _;m

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