片麻痺との二人三脚

孤独に甘えず、後ろ振り向かず、希望失わず、唯前進あるのみ!

”新しい出会いが楽しい”通所施設、90歳台旧軍隊体験者お二人!

2014-12-04 13:21:27 | ディサービス・ケアハウス

冷雨降りしきる早朝、今日は日本海側だけでなく、太平洋側も天気が崩れます。
寒気は少し弱まり、北陸や東北も平地では雪でなく雨に。ただ、週末は再び真冬並みの強い寒気がやってきます。
本州の南岸を進む前線を伴った低気圧の影響で太平洋側も天気が崩れます。
西日本は午前、東日本は午後ほど雨が降りやすいでしょう。このあと低気圧は発達しながら日本の東海上を進み、本州付近は冬型の気圧配置に。(tenki・jp)

 日本郵政傘下のゆうちょ銀行は、振り込みを24時間・365日できるようにする全国銀行協会の新しい決済システムに参加する方針を固めた。国内最大の現金自動出入機(ATM)網を持つゆうちょ銀の参加で、競争相手の地方銀行でも振込時間拡大の流れが広がりそうだ。(朝日新聞デジタル)

          

          

8:45分冷え込む雨の中、家人の傘に送られ(株)ポラリス送迎車内へ、先刻乗車N氏との挨拶は、「日経平均の好調維持について・・・・」、投票日14日までは継続する見通しを確認する。
日経平均は1万7500─1万8500円まで上昇するとの予想が広がっている。ただ、海外短期筋が利益確定の反対売買を展開するのをきっかけに、調整色が濃くなるとの懸念も出ている。

          

          

仁川ディサービスセンター スタッフの傘に迎えられ、暖房の行き届いた室内へ入って寛ぐ。
ご婦人テーブルに座ってコーヒー飲みながら談笑、小林時代からの仲間Sさんはバッグから取り出した孫娘(大学4年生)の写真を皆さんに回覧、この子の嫁入りまでは元気に頑張ると本日のマシントレーニングに並々ならぬ意欲を示して居られる。
チアガール発表会の前後に友人とご一緒に撮られた素晴らしい健康美人写真に周囲から嘆声の声、着物は嫁入りに持ってきた晴れ着を大切に保管しているので花嫁と並んで写真を撮りたいと目を輝かせて居られたのが印象的だった。

看護師Mさん バイタルチェック(血圧126-70脈拍78体温36.5℃)、年内納めのラウンドは来週に予定され、ポラリス最長老ご婦人の意気軒昂ぶりを示され、週3回仁川駅からの徒歩通勤も元気な体力でカバーされているご様子に安堵する。

          

          
9:20分 オリエンテーション リーダーS氏 「Iさん 今日は何日ですか?」の問いかけに、”12月4日木曜日です”・・・・毎回メモをみながらニコニコ顔で答えられる幸せそうなご婦人の様子に朝礼の場が寛ぐ。
利用者19人、共同リハ・マシンリハ組に分かれてスタート、

          
          

          
№1、「ホリゾンタルレッグプレス水平両足押し」・・・・・・スタッフから開始早々に指名されるのは随分久しい、マシン背凭れに深く腰を降ろし、右手で麻痺左足ズボンの裾を掴んで左足を48㌢の位置にセット、力が拮抗するように右足は55㌢に置いて、準備完了。
スタッフに体の歪を
チェックして貰い、頭に枕を当てがって、テスト1回、承諾のサインでスタート。
片麻痺硬直と高齢化にて益々椅子からの立ち上がり動作が鈍くなっている症状改善を目指し、ゆっくり負荷の掛かった足板を「1234」で押し出し、最高時点で両膝をヤヤ曲げた状態で10秒間停止、戻りもゆっくり「5678」の腹式発声にて元の位置へ。

          

          
№2、「ヒップアブダクション股関節開き」・・・・・・トレーニングマシンの中で、大切な骨盤を鍛える器械は、これ唯ひとつ、スタッフの装具取り付けも麻痺足の位置、ベルト締め付け強弱にも注文を出して慎重に準備、最後に背凭れの位置を直立に修正して準備完了。
両膝に掛かる負荷をイメージしながら、大きな腹式発声で「イチ ニー サン シー」で尾骨を力点の拠点に置き、「ゴー ロク ヒチ ハチ」で閉じていく。

          
№3「チエストプレス両手上げ運動」・・・・高い所にある物を取る動作強化運動と教えられるが問題は麻痺左手がグリップを上手く握られるかが大きなポイント。
スタッフが上手く握られる位置に左グリップの固定をしてくれると成功、右手の力を借りて硬くなる一方の掌を無理矢理開き、麻痺指で握って準備完了。
左肩甲骨筋にヤヤ違和感を感じるも右手リードで持ち上げテスト終了、イメージは麻痺左手の主導で、両手をバンザイの形で「1234」で持ち上げ、最高時点では麻痺左肩甲骨筋の稼働域拡大を意識して、「5678」で降ろしてくる。

18人がマシン操作に取り組む頃は、椅子待機時間も長く利用者との会話も広がる。
小林時代の最長老T氏(92歳)は関東軍 軍曹時代”ソ・満国境”零下30℃の極寒地域の守備配属から南方への転戦命令では、派遣隊全滅のフイリピン を免れ、台湾上陸で無事帰国の幸運を獲得された大先輩。

隣席のM氏(91歳)は、海軍少尉(当時22歳)は、巨艦「大和」戦闘要員で乗艦勤務中(乗組員3000人)、1945年鹿児島沖で米軍機の猛攻で撃沈、米軍駆逐艦に救助され、カリフォルニアで捕虜生活を体験された奇跡生還のお方。
戦争の悲惨さを憎むが、所詮人間の生き方は「運命」次第と思われてくる。