トシの読書日記

読書備忘録

シンクロニシティという概念

2009-07-22 17:56:03 | な行の作家
中島らも「君はフィクション」読了


本屋で何となく手に取ってみました。中島らもを読むのは初めてなんですが、なかなかおもしろかったっすね。12編が収められた短編集です。最初の3作、「山紫館の怪」「君はフィクション」「コルトナの亡霊」、このあたりは、あんまりおもしろくなくて、「中島らもってこんなもんか…」とあきらめかけていたら、次の「DECO-CHIN」あたりからにわかにおもしろくなり、「結婚しようよ」とか「ねたのよい --山口富士夫さまへ--」あたり、ちょっと今まで読んだことのない小説という感じで、かなり没頭して読んでしまいました。


中島らも、恐るべしですな。ってもう亡くなって5年経つんですね。御冥福をお祈り致します。

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