吉村昭「味を追う旅」読了
本書は平成25年に河出文庫より発刊されたものです。
北は北海道から南は九州・沖縄まで、著者が取材や資料集めに訪れた地の食のエッセイであります。姉が貸してくれたものですが、姉はこの手のものが好きですねぇ。まぁ人の事は言えませんが。
読んで楽しいエッセイですが、どうというところもなく、特に感想もありません。ただ、ひとつ気になるのは、著者は自分が「食通ではない」と本書のあちこちで言っているんですが、なかなかどうして、結構うるさい感じです。食通が「自分は食通ではないから」と言うのはお約束と思うのは、自分のひねくれた見方なんでしょうかね。
とまれ、なかなか味のあるエッセイではありました。
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