ベンジャミン・パーシー著 古屋美登里訳 「森の奥へ」読了
これも姉に借りた本です。単行本で364項のまあまあの長編なんですが、一気に読めてしまいました。
主人公は高校教師のジャスティン。その妻 カレン、一人息子のグレアム、ジャスティンの父であるポール、カレンにストーカーまがいの行動を起こすブライアンというのが主な登場人物であります。このポールというおじいさんが典型的な昔気質の人で、孫のグレアムを「男は強くなきゃいかん」とか言って、かなり乱暴な教育をするんですが、これがカレンには気に入らないわけです。
そしてジャスティンの休暇を利用して、父と子と孫の男3人で森へキャンプに出かけるんですが、悲惨な事件が起こります。そして留守を守るカレンにも魔の手が…という、内容はミステリーじみてはいるんですが、なかなか面白く読めました。森の風景描写がいいですね。著者のベンジャミン・パーシーはアメリカ、オレゴン出身ということですから小さいころから森に親しんでいたんでしょう。
テーマとしては、男の責任感、男としての誇りというような、まぁちょっと陳腐なことになってしまうんでしょうけど、展開がスリリングで読ませました。佳作であると思います。
これも姉に借りた本です。単行本で364項のまあまあの長編なんですが、一気に読めてしまいました。
主人公は高校教師のジャスティン。その妻 カレン、一人息子のグレアム、ジャスティンの父であるポール、カレンにストーカーまがいの行動を起こすブライアンというのが主な登場人物であります。このポールというおじいさんが典型的な昔気質の人で、孫のグレアムを「男は強くなきゃいかん」とか言って、かなり乱暴な教育をするんですが、これがカレンには気に入らないわけです。
そしてジャスティンの休暇を利用して、父と子と孫の男3人で森へキャンプに出かけるんですが、悲惨な事件が起こります。そして留守を守るカレンにも魔の手が…という、内容はミステリーじみてはいるんですが、なかなか面白く読めました。森の風景描写がいいですね。著者のベンジャミン・パーシーはアメリカ、オレゴン出身ということですから小さいころから森に親しんでいたんでしょう。
テーマとしては、男の責任感、男としての誇りというような、まぁちょっと陳腐なことになってしまうんでしょうけど、展開がスリリングで読ませました。佳作であると思います。
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