EL&P図書室3号

2001本目の記事から2.5号から3号に変更

ヴィクトリープレス 1992年4月号

2021-06-16 17:37:36 | チラシ(フライヤー)類、EL&P関連
ヴィクトリープレス 1992年4月号



表側
入手時から斜めに折れていました

裏の面を全て使用して、EL&P再集結にまつわる記事が、
書かれています。



裏側
キース・エマーソン・インタビューズの宣伝もあり

ヴィクトリー・ミュージックの社長である、
フィル・カーソン氏へのインタビューが掲載されています。

この時点では、アルバム「ブラック・ムーン」が既に出来上がっており、
リリースを待っている状態という感じです。

少しだけ、抜き書きをしてみます。

○ 70年代、アトランティックレコードの副社長だったフィル・カーソン氏は、
イエスと共にEL&Pを復活させたかったので、
1982年ぐらいから、EL&Pの再結成を狙っていた。
結局、イエスの再結成には成功したけれども、EL&Pは、カールがエイジアに行ってしまったために不可能になったので、しばらく諦める事にした。

○ 1985年になって、もう一度、EL&Pの再結成を試みるが、もう少しで成功するところだったのに、結果的には、エマーソン、レイク&パウエルになってしまった。
当時、フィル・カーソン氏は、ジミー・ペイジやロバート・プラント、バッド・カンパニーのマネージメントに携わっていたのでEL&P再結成に時間を割いている暇がなかった。
カールはエイジアを気に入っていたので話はそこで棚上げになった。

○ 去年の2月に話は急展開した。ロンドンでEL&Pの3人と会って話をする事ができた。とりあえず映画のサントラをやってみないかという話を持ちかけてみた。マネージャーも以前と同じスチュワート・ヤングに決めて、事はすすんでいったのだが、そのうち一人がどうせやるならサントラじゃなくてEL&Pのアルバムにしたらどうかと言ってきた。フィル・カーソン氏は、その方がいいに決まっていると思っていたわけで、事はトントン拍子に進んだ。プロデューサーには90年代風の音にするためにあえて伝説のバンドに若手のマーク・マンシーナを起用した。

○ フィル・カーソン氏は、バッド・カンパニーという70年代のバンドを復活させて成功した。EL&Pにしてもしかりだ。今時の若い連中よりよっぽどいいプレイができる。だから、EL&Pにもバッド・カンパニーと同じような成功を収めて欲しいんだ。

抜き書き終わり。

これらの事は、キースへのインタビュー等でも触れられていたので、
EL&Pファンであればよく知っている事ではあります。

バッド・カンパニーの再結成による成功が、どのようなものであったかが、
全く解らなかったので、ウィキで見てみたら、
ポール・ロジャース不在のバンドで、1990年に、米国で最高チャート35位、翌年には100万枚のセールスを記録したアルバムがあったようです。

フィル・カーソン氏は、EL&Pにそこまで期待はしてはいなかったかも知れませんし、
エマーソン、レイク&パウエルぐらいのチャートアクションは期待していたと思いますが、
望み通りには行かなかったわけです。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

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