EL&P図書室3号

2001本目の記事から2.5号から3号に変更

アルバム「ブラック・ムーン」の帯について

2017-10-11 14:03:33 | 「ブラック・ムーン / BLACK MOON 」
アルバム「ブラック・ムーン」の帯について

アルバム「ブラック・ムーン」に関しては、
日本国内では、CDとMDの他に私の知らない記録媒体も発売されていました。
カセットテープもあったと言う話を聞いた事があります。

但し、国内では、レコードはリリースされませんでした。

アナログ盤時代の帯を紙ジャケットCD用に、
ミニチュアで再現している事がありますし、
当ブログでもしつこく取り上げているわけですが、
「ブラック・ムーン」の場合、
アナログ盤帯というのが今のところ存在していないので、
紙ジャケットリリースの際には、
初プラケースCDリリース時の薄い紫を基調とした帯を再現するのだと思っていました。

ところが、
ビクターエンタテイメントさんでは、紙ジャケットCDをリリースするにあたり、
プラケースの被せ帯を無視した新たな帯を創作しました。

私はビクターエンタテイメントさんの仕事に関しては、
ほとんど肯定的な意見を綴っていますが、
正直、この仕事に関しては、如何なものかと思っています。

そもそも、
アナログ盤時代の帯をミニチュアにして再現といったところで、
過去の他社の仕事の再現なわけです。
それ自体は、企業間の枠を取り払った良心的な仕事だと思います。

然れども、
アルバム「ブラック・ムーン」のリリースは、
ビクターエンタテイメントさんのEL&P初仕事なわけでして、
とても気合いが入っていたと思うわけですよ。


初帯を広げた状態
キース・エマーソン・インタビューズは、
¥2,800-したのだね


にも、関わらず、
自分のところで制作した帯を、紙ジャケットCD化にあたって、
再現する気持ちがないわけですから、
プラケースCDがオリジナル時の帯は、
コレクターにとっては、
帯としての価値がないとでも考えていたのでしょうかね。

帯のデザインやキャッチコピーは、
アルバムリリース時における時代の空気的な側面もありますから、
「ブラック・ムーン」の多色刷りの帯は、
再現して欲しかったですね。

以上。

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