「恋よ、さようなら」CD 初音階段
このCDを最初に知ったのは、
ブログ村で取り上げていらっしゃった方がいたからですね。
調べてみたら2014年の発売だったようです。
もっとも興味深いのは、言うまでもなく、このジャケット。
ソフトケースに入っていた、
帯とジャケット
当時、収録曲のリストを見ていたら、
EL&Pの楽曲を演奏しているわけではないようなので、
「風に語りて」が入っているとはいえ、
ジャケ買いで冒険する気持ちにはなれませんでした。
ようやく、昨年ぐらいになって、
お求めやすい中古品が出てくるようになったので入手してみたわけです。
バンドの歴史等を探る前に音を聴いてみました。
どこかで耳にした音楽を、
ヴォーカロイドの初音ミクが歌っているわけですが、
全ての曲にラジオをチューニングする時に発生する騒音のような音が、
常に流れていますね。
この騒音みたいな音に関しては、
好みが別れるところなのでしょうが、
キースなんかも70年代のタルカスの間奏等で、
音楽といえるかどうかも解らない音を出していますし、
トーキングモジュレーターをこすった時の音とか、
オルガンを揺らして形容しがたい音を出したりしていたので、
多少は馴染みやすい感じもあります。
ただ、何度も繰り返し聴くというには、
私としてはちょっときつい感じですね。
CD盤面
こうしてみると「ラヴ・ビーチ」のジャケットは、
絵柄のみではなく、
バンド名とタイトル文字の特徴によって、
一体化していると感じます。
この盤面の絵柄のみであれば、
「ラヴ・ビーチ」のジャケットを連想できない
そんな感想を持ちながら、
バンドの歴史を見てみると、
ウニオンさんでは、
もともとは、「非常階段」という「世界初のノイズバンド」があって、
そのキング・オブ・ノイズと言われている「非常階段」とボカロが最強雑音合体した音という説明がなされています。
「初音階段」としていくつかのアルバムをリリースしていますが、
ジャケットには、
スコーピオンズのあの「一糸まとわぬ少女の姿のジャケット(狂熱の蠍団 ヴァージン・キラー)」が元になっているモノもありました。
中学時代の私は、何故か、そんなに関心がなかったのですが、
リリース当時は衝撃的なジャケットとして受けとめられていたわけです。
「ラヴ・ビーチ」も「アルバムタイトルや収録曲のタイトル」という点においては、
それまでのアルバムとは一線を画しているという点においては、
衝撃的とも言えるモノですね。
そう考えると、
作品の全てがそうではないようですが、
「初音階段」はリリース時に何らかの衝撃があったアルバムのジャケットを、
一目見て解るように取り入れたジャケットを制作しているとも言えます。
以上。
EL&Pを愛し続けてまいりましょう。
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