Beat Sound 2010年9月号
表紙
フロイド多し
ステレオサウンドという雑誌の別冊。
書店の店頭では見かけなかったのですが、
中古雑誌という事で購入しました。
表紙デザインが巻頭特集のすべてを語っています。
ありそうでなかったデザインかも知れません。
EL&Pの扱いは5番目。
キング・クリムゾン、
ピンク・フロイド
イエス
ジェネシス
EL&P
タンジェリン・ドリームと続きます。
ちなみに、
キング・クリムゾンからジェネシスまでは、
アーティストの代表的なアルバムを4枚紹介しているのですが、
EL&Pからタンジェリン・ドリーム、ゴング、アレアまでは、
2枚ずつ。
それ以降のアーティストは、1枚ずつという感じですね。
ちなみに掲載されているアルバムジャケットは、
52枚まではカラーです。
EL&Pは、「タルカス」と「恐怖の頭脳改革」が選ばれています。
EL&Pが4番目までのバンドと、
差別化されているという見方もあるでしょうが、
作品数からすれば、妥当なのかも知れないですね。
登場するアルバムの解説は、
4人の評論家によって執筆されているのですが、
赤岩和美さん
岩本晃市郎さん
小原由夫さん
福島恵一さん
4人の「私のプログレッシヴ・ロック観」と、
フェイバリット3枚が、
1頁ずつ記載されていますが、
EL&Pのアルバムは入っていませんでした。
岩本さんのプログレ観は、
私が漠然と思っている事に相通ずるところがありました。
「69年から75年にかけてある一定のグループがある限られた時期に発表した作品。」
「過去の音楽である以上、プログレであっても前進する事はない。ある一定のの形式や美意識を持ったすでに完成された音楽であるから。」
岩本さんは、これを「オリジナル・プログレ」と呼んでいるようです。
私自身は、プログレと称されるバンドの音楽を多く漁って、
聴きまくっているわけではありません。
そのため、個人的に断定的な見解とかは、
特に持ち合わせてはいないのですが、
5大バンドの残した作品が核になって、
追従するバンドに影響を与えたのは確かでしょうね。
(例外もあるかも知れませんけど。)
以上。
EL&Pを愛し続けてまいりましょう。