スターログ
1983年2月号26頁の切り抜き
自分が所持している雑誌の頁をカットして、
ヤフオクに安価で出品しているケースがあります。
EL&Pやキース・エマーソンの切り抜き頁とかも、
時々出品されていまして、
高額で出品されていない場合は、
幾つか入手した事があります。
これもそのうちの1つですね。
頁の一部
多くの場合、
掲載されていた雑誌名を記していたとしても、
何年の何月号かまでは、
記していない事がほとんどですね。
それでも知らない情報が含まれていれば、
新しい発見もありますが、
既に知っている情報のみであれば、
せめて、雑誌名と掲載号を知ることが出来たらと思うわけです。
今回の切り抜きは、掲載誌と何月号まで、
添付されておりましたので、
こうして、タイトルに付ける事ができました。
雑誌は、SF映画のマニアックな雑誌である、
「スターログ」です。
スターウォーズが国内で初めて公開された頃、
日本語版が田舎の書店の店頭にも並んでおりましたので、
購入しました。
ただ、
続けて購入はしなかったので、
その後の同誌の性格とか傾向性は、
全く把握しておりません。
切り抜きの記事は、
映画「幻魔大戦」の音楽を制作し終わって、
最終ミキシングを残すのみとなったキースへのインタビューですね。
読んでいて、これまで把握していたインタビューの内容とは、
若干、符合しない点もありますが、
気になった箇所を拾ってみます。
○ 「 実際に映画音楽をかいてみようと思ったのはフレデリック・フォーサイスの『戦争の犬たち』を読んだときで、映画化されると聞いて、運動してみたが、採用されなかった。でも、そのときの運動のおかげでハリウッドの映画人と人間関係ができ、ELP解散後すぐにダリオ・アルジェント監督の『インフェルノ』の音楽をやれたんだ。」
書き手のインタビューアーが、
次のように記しています。
「ロック界では、サントラづくりなどという地味な仕事をしていると、ファンから忘れられてしまう。とくに、82年は元ELPのレイクとパーマーがともに大ヒットを出した。ひとり、キース・エマーソンのみ、活動を停止していたわけだが、ロック界へのカンバックはあるのだろうか。」
これに対して、キースは、
カールに対して、ドラマーであって作曲をするわけではないが、
エイジアでの成功をほめたたえた後、
このように続けているわけです。
○ 「一方、グレッグ・レイクはソング・ライターとしても、ベーシストとしても、テクニックのある男だからどこだってやれると思っていた。それでもヒットシングルを出せて安心したよ。」
書き手の方の言うグレッグの大ヒットというのは、1981年のファーストソロアルバムを指し示しているのでしょうか。
だとしたら、エイジアと同等の成功をしたような書き方はちょっと乱暴と言えますね。
また、この質問へのキースの応答の中にあるグレッグのヒットシングルというのは、
「Let Me Love You Once 」の事を言っているのでしょうかね?
私が知らないだけで、キースが把握しているグレッグのソロシングルヒット曲もあったのかも知れません。
あるいは、ちょっと無理がありますが、
レコードの大ヒットではなく、
ゲイリー・ムーアと組んだという話題を大ヒットと捉えての言い方かも知れませんね。
うーん。それにしても、ヒットシングルねぇ。
それはそれとして、この時点におけるキースは、
「そしてボク。いまは我が道を行くって感じだね。スーパー・グループにいたから、もう一度人気を得たいなんて、ほとんど考えないんだ。」
まぁ、結局、キースは、数年後に、ロック界に戻ってしまうわけですけどね。
以上。
EL&Pを愛し続けてまいりましょう。