Autumn '67 & Spring '68
国内初紙ジャケットCD
2009年に国内のEMIからリリースされたCDは、
4種類ありました。
そのうちの1枚である「エレジー」は、
2015年に取り上げています。
今日取り上げるのは、
その時に初めて国内においてCD化された、
「Autumn '67 & Spring '68」です。
間違えて白黒スキャンをしてしまった
今日は時間がないので
たまにはこういうのもいいかな
このCDは、ナイスがカリスマレーベルに移った時に、
イミディエイト時代の曲を集めて編集したものなので、
単なるベスト盤として認識されていたのだと思います。
私が国内アナログ盤を買い求めたのは、
70年代の後半なのですが、
当時、高校生の私は、
「かなり前に国内でリリースされていて、
廉価盤として登場したのだな」
と思い込んでいたわけです。
ネットをやるようになって、
どうやら、国内盤としては、初めてのリリースだった事が解りました。
つまり、このアルバムは、
国内において、いきなり廉価盤として登場したという事ですね。
そのいきなり廉価アナログ盤が、
初CD化されるまで、
30年ほど経過したという事になります。
ナイス時代のアルバムは、
英米でタイトルやジャケットが異なっていたりするのですが、
この「Autumn '67 & Spring '68」も、
米国では「Autumn to Spring」というタイトルになって、
ジャケットが全く異なったデザインになっています。
中学3年になる前の春休みに読んだ、
「衝撃のロックトリオ伝」の巻末のディスコグラフィーのコーナーに、
ジャケットの白黒写真が掲載されていたのは、
「Autumn to Spring」の方でしたので、
タイトルとしては、こちらの方を先に知っていたわけです。
ご親切な事に、この紙ジャケットCDには、
「Autumn to Spring」ジャケット再現カードも付いているので、
なかなかマニア向けの企画をしていたと思いますが、
ネットご時世においては、調べると画像がすぐに出てくるので、
メーカーサイドでわざわざ再現したという事が売りなのでしょう。
このアルバムは、
あまりプログレを聴いていない方が、
ナイスの音楽にチャレンジするには、
ちょうど良いアルバムだと思います。
ジャケット裏側
以上。
EL&Pを愛し続けてまいりましょう。