EL&P図書室3号

2001本目の記事から2.5号から3号に変更

ミュージックライフ 1972年 4月号

2014-06-30 10:03:40 | MUSIC LIFE誌に載ったEL&P関連
ミュージックライフ 1972年 4月号



展覧会の絵が大ヒットし、日本でもEL&Pがにわかに注目を浴び始めて来た頃のミュージックライフ誌になります。

ロック・ピープルというシリーズものの特集が組まれていまして、
第4回目に取り上げられたミュージシャンがグレッグ・レイクです。



グレッグ・レイクを取り上げるにあたり、
やや遠回りとも言える説明が為されているのですが、

どんな事かと言いますと、

現在、一般的に知られている事としては、
キング・クリムゾンとザ・ナイスの合同アメリカンツアー中に、
キースとグレッグが新グループ結成に向けての話し合いを始めたのが、
最初のスタートという事になっているのですが、
それは間違いのない事であるようです。

しかし、
このレポートは、その事には触れずに、
書かれているのは、
ロックにクラシックを導入するためには、どのような試みが必要かを、
その合同ツアー中に、ロバートとキースは意見交換をし、
ツアーを終えて英国に戻ってからも、
ロバートとキースは毎日のように電話か何かで話し合っていたとの事。

その時にいつも話題に登場するのが、
グレッグだったそうです。

ロバートとキースのエピソードはありうる話でもありますが、
本当の事であれば、
キースはロバートと音楽の話をしながら、
裏ではグレッグとのグループ結成を模索しているという、
渦中にあったわけですね。

また、グレッグは、キースを1970年の10月にオリンピアで開催された、
第16回、国際オーディオ&ミュージック・フェアーに誘ったとの事。
ここでは、300台のシンセサイザーが陳列してあり、(本当か?桁が一つ違うような!)
これが、シンセサイザー導入のきっかけになったような説明が為されています。

「衝撃のロックトリオ伝」では、この出来事をとても簡潔にまとめて表現しており、
グレッグが「シンセサイザーをバンドに導入するのであれば、キースとバンドを組んでも良い」みたいな事を言ったような記載があったように思います。

キース個人のインタビューには、グレッグに誘われたこのフェアーの話はあまり出てこなかったように思うので、
この辺りの真相もハッキリとした事は解りません。

また、
英国でのファーストアルバムの発売は1970年の11月ですから、
もし、この話がキースとシンセサイザーとの最初の出会いだとした場合、
わずかの期間にシンセサイザーを使用して、ラッキー・マンを仕上げた事になるわけです。

「あり得ない」とは言いませんが、かなり急な仕事であった事にはなりますよね。

これらのエピソードの元となるネタはどこから出てきたのかは定かでありませんが、
グレッグは、大作、「展覧会の絵」を制作した偉大なるミュージシャンの1人として、
一挙手一投足が注目されていたのかなと思います。

以上。

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BRAIN SALAD SURGERY レコード番号 88883772862

2014-06-30 08:27:24 | 「恐怖の頭脳改革 / BRAIN SALAD SURGERY」
BRAIN SALAD SURGERY
レコード番号 88883772862


BRAIN SALAD SURGERYのアナログ盤レーベル面は、
例外的な場合を除いて、2つに分類されるようです。

一つは、英国オリジナルを元にした、ジャケットのカラーの絵の一部が取り込まれているヴァージョン。
ちょっとした豪華さがありました。

もう一つは、日本盤に代表されるELPの作ったレーベル、マンティコアのマークを、
大きめに取り入れたヴァージョン。
下地はクリーム色とか黄色っぽい色で、マンティコアマークは黒ですね。

今回取り上げた6枚組ボックスのLP盤は、そのどちらでもないです。

このレーベルの場合、マンティコアマークがあるとはいえ、
どちらかというと小さめですね。


いつも通りの撮影ではこれが限界

写真だとわかりにくいのですが、
この丸い形の黒い色レーベル面、
レコード盤の溝を描いたデザインになっています。
角度を傾けたりして、光の加減を加えると、
細かい溝が絵柄として描かれているのがわかります。

外枠と文字とマンティコアの色は落ち着いた銀色です。

インナースリーブの丸穴は、
パラフィン紙のような半透明スリーブでふさがっているので、
取り出してじっくりと観察しないと、
このレーベル面がレコードの溝のデザインであるとは、
全くわかりません。



このレーベル面、
ひょっとしたら、微妙に手が込んでいる印刷かも知れません。

ジャケットデザインにちなんだもの(観音開き等)
を再現しようとするコダワリはあまり感じられないけど、
妙なところに細かいデザインを施すのも、
SONYの特徴かも知れませんね。

以上。

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