梅雨の晴れ間を利用しての地図取材は、湘南ライフタウン。町の中程にある社会福祉法人を紹介する地図媒体で、ニュータウンのためおさんぽアイテムに困るかと思いきや、巡ってみると実に見所多彩だ。北条氏ゆかりの大庭城跡を整備した歴史公園、ローラーすべり台や湿性花園がある引地川岸の親水公園、団地のど真ん中に隔離された野鳥観察の池などなど。アップダウンの多い地を電動のない自転車で丸半日、これは足にきた。
朝カル編集長と歩くおさんぽ講座・本郷〜東大編を開催。総勢14名で、菊坂周辺から東大構内を、3時間ほどで巡った。テーマは文士の坂の町から最高学府の建築巡り。前半と後半でガラリと趣が変わるのが面白かった。
このあたりは「本郷台地」と呼ばれる、神田川や不忍池らへんから比高が高いエリアで、菊坂はそこに切れ込んだ谷間にあたる。文士が集まったのは東大があるためや、出版社とか学識者が集まったとの説があるが、どの作家も割と駆け出しの頃だったが特徴的だ。貧乏のどん底で家族を養った石川啄木に樋口一葉、童話作家として目が出る前の宮沢賢治、若く血気盛んかつちょっと遊び人だった坪内逍遥など。界隈は空襲に遭っていないため、一葉宅付近を中心にレトロな木造家屋が多数現存しており、当時の世界観の中の散策が好評だった。
東大構内は一転して、関東大震災後に東大出身の建築家・内田祥三が設計した重厚な建物群が見ものだ。もと加賀藩前田家上屋敷だった広大な敷地の中、豪壮で直線的なゴシック建築が、クラシックなヨーロッパ風の景観を作り出している。付近の喧騒から隔絶された三四郎池は、ザリガニ釣りをする子供達の姿が懐かしい。法文学館のアーチのアーケードとか、シンボルの安田講堂とかの代表的建築ほか、話題?になった地下の中央食堂、東大グッズが揃う生協売店も、なかなか反響がよかった。
このあたりは「本郷台地」と呼ばれる、神田川や不忍池らへんから比高が高いエリアで、菊坂はそこに切れ込んだ谷間にあたる。文士が集まったのは東大があるためや、出版社とか学識者が集まったとの説があるが、どの作家も割と駆け出しの頃だったが特徴的だ。貧乏のどん底で家族を養った石川啄木に樋口一葉、童話作家として目が出る前の宮沢賢治、若く血気盛んかつちょっと遊び人だった坪内逍遥など。界隈は空襲に遭っていないため、一葉宅付近を中心にレトロな木造家屋が多数現存しており、当時の世界観の中の散策が好評だった。
東大構内は一転して、関東大震災後に東大出身の建築家・内田祥三が設計した重厚な建物群が見ものだ。もと加賀藩前田家上屋敷だった広大な敷地の中、豪壮で直線的なゴシック建築が、クラシックなヨーロッパ風の景観を作り出している。付近の喧騒から隔絶された三四郎池は、ザリガニ釣りをする子供達の姿が懐かしい。法文学館のアーチのアーケードとか、シンボルの安田講堂とかの代表的建築ほか、話題?になった地下の中央食堂、東大グッズが揃う生協売店も、なかなか反響がよかった。
日本百貨店さかば恒例のつながる飲み会にお邪魔、メーカーに出版に自治体にリテールなどなど、種々様々な方々とたっぷり繋がれ、充実の会だった。中でも岡山・黄ニラ大使と久々の再会は、嬉しい限り。旧交を温め、大使持参の黄ニラとパクチーの生春巻きに舌鼓だ。
最近箱買いされてきた玉ねぎ、丸のまま食卓にのぼることが多い。ローストしたのを丸かぶりすると、穏やかなトロ甘さにもう虜。オリーブオイルに塩胡椒のみまとうだけで、ピンで皿を彩れる主役級の地力だ。
小田原の下中玉ねぎ、その銘を覚えておこう。
小田原の下中玉ねぎ、その銘を覚えておこう。