ウマさ特盛り!まぜまぜごはん~おいしい日本 食紀行~

ライター&編集者&散歩の案内人・上村一真(カミムラカズマ)がいざなう、食をテーマに旅をする「食紀行」を綴るブログです。

湘南ライフタウンてくてくさんぽ

2018年06月13日 | てくてくさんぽ・取材紀行
梅雨の晴れ間を利用しての地図取材は、湘南ライフタウン。町の中程にある社会福祉法人を紹介する地図媒体で、ニュータウンのためおさんぽアイテムに困るかと思いきや、巡ってみると実に見所多彩だ。北条氏ゆかりの大庭城跡を整備した歴史公園、ローラーすべり台や湿性花園がある引地川岸の親水公園、団地のど真ん中に隔離された野鳥観察の池などなど。アップダウンの多い地を電動のない自転車で丸半日、これは足にきた。

【朝カルおさんぽ講座】本郷〜東大編

2018年06月09日 | おさんぽ講座・介護レクの記録
朝カル編集長と歩くおさんぽ講座・本郷〜東大編を開催。総勢14名で、菊坂周辺から東大構内を、3時間ほどで巡った。テーマは文士の坂の町から最高学府の建築巡り。前半と後半でガラリと趣が変わるのが面白かった。

このあたりは「本郷台地」と呼ばれる、神田川や不忍池らへんから比高が高いエリアで、菊坂はそこに切れ込んだ谷間にあたる。文士が集まったのは東大があるためや、出版社とか学識者が集まったとの説があるが、どの作家も割と駆け出しの頃だったが特徴的だ。貧乏のどん底で家族を養った石川啄木に樋口一葉、童話作家として目が出る前の宮沢賢治、若く血気盛んかつちょっと遊び人だった坪内逍遥など。界隈は空襲に遭っていないため、一葉宅付近を中心にレトロな木造家屋が多数現存しており、当時の世界観の中の散策が好評だった。

東大構内は一転して、関東大震災後に東大出身の建築家・内田祥三が設計した重厚な建物群が見ものだ。もと加賀藩前田家上屋敷だった広大な敷地の中、豪壮で直線的なゴシック建築が、クラシックなヨーロッパ風の景観を作り出している。付近の喧騒から隔絶された三四郎池は、ザリガニ釣りをする子供達の姿が懐かしい。法文学館のアーチのアーケードとか、シンボルの安田講堂とかの代表的建築ほか、話題?になった地下の中央食堂、東大グッズが揃う生協売店も、なかなか反響がよかった。