ウマさ特盛り!まぜまぜごはん~おいしい日本 食紀行~

ライター&編集者&散歩の案内人・上村一真(カミムラカズマ)がいざなう、食をテーマに旅をする「食紀行」を綴るブログです。

生マッコリ家@新橋

2017年10月31日 | 町で見つけた食メモ
このところ続く新橋の聖地通い、岩手県西和賀町の6次産品を味わうのが、一つの目的である。奥羽山脈の水と自然に育まれ地域の評価が高い「西わらび」は、ピクルスに加工。径が太めで長いのがそのまま瓶で酢漬けされており、とろける粘りと瑞々しい青さが、きつめの酸味のおかげで引き立つ。一本スルリといけば、里路の豊饒さが舌に浮かばんばかりだ。

ふくよかな濃厚さの「湯田牛乳」の岩手県産生乳を用いたヨーグルトには、このたび新たなラインナップが加わった。本場ギリシャの技法で加工した「ga・laギリシャヨーグルト」で、ひとさじ舌に乗せるとどっしりとした重量感。酸味も甘みもほぼない真っ直ぐな味わいで、混じり気のない純度の高さにお腹へすっと落ちていく。これに同町のはちみつを素材とした「巣鴨養蜂園」のあかしあハチミツをひとさじ垂らせば、線の細いクリアな甘さが絶妙なワンポイントに。

素材の良さと、それを損なわない加工。合間っての旨さに、西和賀の山と川と湯が恋しくなるような。