市役所前から循環バスに乗って10分ほどの、少林山達磨寺へと足を延ばした。多くの人が、高崎といえばまず「だるま」と脊髄反射がくる所以は、この寺にある。碓氷川の洪水の際に出てきた霊木に彫られた達磨大師像を、観音堂に安置したのが寺のはじまり。のちに付近の農家が副業で張り子のダルマを作り、市で売り出したところ評判に。それぞれから、縁起が良いダルマの寺として知られるようになったそうである。
唐風の総門から長く急な大石段を登り、招福の鐘が下がる鐘楼の回廊を息切れしながらくぐったところが、講堂と寺務所のある広場。鯉の泳ぐ放生池を眺め、ダルマと思えばそう見えなくもない大岩の「達磨石」に参拝してから、さらに本堂へとひと登り。途中で振り返ると、烏川越しに見える榛名連峰と赤城山が見事だ。
本堂の霊付堂がだるまの納め所で、堂を囲む回廊にダルマがびっしり積みあがる、かの有名な光景が拝めた。ダルマの胴には、高崎をはじめ県内の企業名が書かれてるのが目立ち、商売繁昌祈願なのだろうか。いずれも両目が入っていて、こちらに満願成就の目線がたくさん注がれると、自身も幸運の縁を授かっている気分になれる。目はそもそも、当地で盛んだった養蚕の農家が、繭の出来の大当たりを祈願して入れたのが所以とか。
社務所にかかる絵馬もダルマで、日本中のダルマが並ぶ達磨堂の前には大ダルマも鎮座している。境内どこにいても赤に囲まれ、エネルギッシュな縁起の良さを授かったような。
唐風の総門から長く急な大石段を登り、招福の鐘が下がる鐘楼の回廊を息切れしながらくぐったところが、講堂と寺務所のある広場。鯉の泳ぐ放生池を眺め、ダルマと思えばそう見えなくもない大岩の「達磨石」に参拝してから、さらに本堂へとひと登り。途中で振り返ると、烏川越しに見える榛名連峰と赤城山が見事だ。
本堂の霊付堂がだるまの納め所で、堂を囲む回廊にダルマがびっしり積みあがる、かの有名な光景が拝めた。ダルマの胴には、高崎をはじめ県内の企業名が書かれてるのが目立ち、商売繁昌祈願なのだろうか。いずれも両目が入っていて、こちらに満願成就の目線がたくさん注がれると、自身も幸運の縁を授かっている気分になれる。目はそもそも、当地で盛んだった養蚕の農家が、繭の出来の大当たりを祈願して入れたのが所以とか。
社務所にかかる絵馬もダルマで、日本中のダルマが並ぶ達磨堂の前には大ダルマも鎮座している。境内どこにいても赤に囲まれ、エネルギッシュな縁起の良さを授かったような。