ウマさ特盛り!まぜまぜごはん~おいしい日本 食紀行~

ライター&編集者&散歩の案内人・上村一真(カミムラカズマ)がいざなう、食をテーマに旅をする「食紀行」を綴るブログです。

ビューレストランのハチクマライス@鉄道博物館

2021年01月13日 | 町で見つけた食メモ
先日の訪問でいただいた、遅めの昼ごはん。鉄道員のまかないだそうで、丼飯に目玉焼きをのせてかっこむ時短飯が所以だそうだ。さすがにママだと飲食店メニューとしては寂しいのか、味噌カツ載せたり温玉にしたりとアレンジがあるらしく、トルコとかハントンのような、大人のお子様ランチ的な感じがする。

こちらではハンバーグのせで、マヨかけキャベツも一緒と、謎などんぶり感にあふれる。本来は主人公の目玉焼きはハムエッグにアレンジ、大盛りの柴漬けがさらに謎を深めていた。細かいことは追究しないでかっ込めば、これはこれでうまい。

ちなみに名前のハチクマは、江戸落語の粗忽者の八っつぁんと乱暴者の熊さんでも作れる簡単めし、ということとか。何だろう、この「なるほど!」と膝を打てない微妙な感覚。

横浜六角屋@戸塚

2021年01月09日 | 町で見つけた食メモ
宣言の中で外出した昨日、帰りに立ち寄ったのがこちら。家系御三家と言われながら本店が閉店してしまい、今は暖簾分けされたここのみだそうだ。駐車場からすでに、豚骨のワイルドスメルが攻め込んできており、店内も麺・油・味の調整案内板、卓にはチューニングギアがズラリと、正統派家系の流儀がバッチリ整っている。

何と言っても豚骨醤油スープが激濃で、太い柱がしっかり根を下ろした安定感。太麺ががっちりからめてすくい上げ、ズゾッといけばああ横浜に暮らしてよかった、という魂を揺さぶるラーメンだ。チューニングギアのニンニクと豆板醤を使うと、最後はカオスに陥りがちだが、このスープばびくともしない。

調理服で腕組みした気難しそうな親父が居がちなたたずまいながら、おばちゃんの接客が細かくフレンドリーなのがいい。コロナ下で客同士が譲り合い気遣い合いの雰囲気が醸成されているのもよく、時下頑張って生き残って欲しいものだ。

凡吾@希望ヶ丘

2021年01月08日 | 町で見つけた食メモ
相鉄線沿線の希望ヶ丘、昔はありきたりで地味な町で、今も大差ないながら気になる店がちらほらできている。今日は沖縄料理の店を発見、ホーロー看板を多用したいかにもなレトロ感ながら、チャンプルー定食がゴーヤたっぷり、島豆腐とスパムが存在感あり、塩胡椒がほどよく、えらくうまい。小鉢の海ぶどうが大盛りなのがポイント高く、なかなかなウチナー感だ。

王将とか日高屋とか東秀ができたのにも驚きだったが、こういう店ができてくると、足も向きやすくなるかも。

七平@日本橋

2020年12月28日 | 町で見つけた食メモ
デパート銀座のこの町で、大衆お好み食堂でランチをと思ったら、野田岩とかたいめいけんとかラインナップされやたら高い。むろまち小路に足を運ぶと、ドンピシャ「こういうのでいいんだよ」な店を発見。狭い間口の店は親父さんとおばちゃんのツーオペ、うんうん。

「ハーフ&ハーフ」のカレーとくれば、魚河岸のカレー&牛丼を思い出す。こちらのはポークカレーと牛焼肉ライスで、塩胡椒の効いた牛肉、トロリ煮込まれた豚肉がダブルでうまい。カレーはスパイスが多彩で、さすが老舗洋食の街・日本橋の完成度だ。

焼き魚とか炒め物の定食が800円ほどなので、1000円するこれはやや贅沢メニューだが、「特別」お好み食堂の1800円する大人のお子様ランチに比べたら、コスパは十分。