ブラックファイブ

あのDr.ブラックジャックの半分以下なので、ファイブとします。命燃え尽きるまで、経験と知識からブログをやろう。

“ためしてがってん”今夜

2008-05-21 21:43:48 | Weblog
 毎回は見られないけど、時々は見る。そこそこ面白いし、医療関係の場合、この翌日に患者さんから「TVで見たんですけど、・・・?」と質問あり。
 やはり、NHKは全国。
 今回の一部に昨年、“麻疹流行”の場面。
 『直ぐに入院しなさい。でも、特効薬はないから入院して寝てるだけ。』
 違う、特効薬がないなら入院の意味は“飯食えない、水飲めない”の場合だけのはず。
 それ以上はやることがないから家で寝てても同じ。なまじ、入院したら他の方に移すかも、更に広げるかもだ、寝てるだけの方に一般病院が人員を割くなんて全く無駄。もっと、医療を必要としている方はいる。
 麻疹のワクチンの2回接種は再検討の余地がある。
 確かに、他のワクチンでも本当は二回がより良いかもがある。

 外来は順調に開始したが、割り込みが二件あってからずれた、まあいいかこれ位。

※ 琴欧洲 vs 朝青龍 、横綱は力入ってない。
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あなたの子供はいないことになっている『民法772条』

2008-05-20 22:39:43 | Weblog
 ニュース見てたら、“・・無戸籍・・の女性(27)が近く出産予定・・・親の戸籍がなければ子供の戸籍を作ることはできず、母子ともに無戸籍となる可能性が高い・・・”
 その母が役所の窓口で言われた言葉『あなたの子供はいないことになっている』
 究極、日本の人口にプラス1が必要。

 日本では、病気になった人に金踏み倒されても何らかの治療はしてるで~。
 そこに病んだ方がいるから、それだけで理屈は後で考える。
 実際には考えている間に、元気になって逃げる患者もいるし、他所の医療施設を紹介して逃げる医療機関もあるけど、99%以上は置き去りにはしない。
未収金の多額をみれば似たようなもの。
 こっちが逃げ出したい患者さんも一杯にいるが、最低レベルだけはやってる。

 偉そうなこと、言えるような身分ではないけど、とにかく、存在を認めてそれから考えてあげたら。
 無戸籍で生まれて、無戸籍で亡くなったら、生まれてからずっと“影”?
 役所の窓口の方は。まずは規定の回答しかしない。
 でも、その次に色んな考えや方法を一緒に考えて相談に乗ってあげてもよかったとも思うけど、大体は面倒を避ける傾向が大。
 後ろの上司の目(余計なことするな、言われたことだけやってろ!)がうるさいかも。
 こんな場合こそ、長が“トップダウン”で後で理屈をつけさせればいいはず。

※ 白鵬 vs 安馬、負けた白鵬「詰めが甘かった(安馬勝った)」、鋭い!
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研修医指導模索

2008-05-19 23:02:17 | Weblog
 今日は夕方激しい雨かもと、大きめの傘を持って出勤。しかし、雨は遅れて夜まで降らず、お荷物。
 外来はそれほど混まず、研修医もややゆっくり診療出来た?
 でも、まだまだ物足りないが辛抱繰り返し。どんな指導、やり方が一番それぞれにあってるかは、難しくも分からない、模索のまま。
 患者さんの前で、診察見本と修正もいいけど、研修医のプライドもあろうし、患者さん側の『いい加減にしてよ』という心境もあろうし、頃合いは微妙。
 途中で口出しすると、当然患者さんの目線は私の方に向いて、研修医はないがしろになりそう。もう医学生ではないから、現状私は緊急以外は補助をしている。
 研修医は自分の診療姿勢を自分で作っていけと言う風に思っているのだけれど、これでいいのかとも感じることもある。でも、お仕着せはつまんないよ。
 夕方、重病疾患患者さんのご家族に、隣に研修医が坐って私がムンテラ(病状説明、診療方針解説等)を行った。
 次回は研修医にやって貰おう。
 「私はまだ重病疾患の話をしたことがない」
 「嘘を言わなければ大丈夫。今日の話のように本筋を外れなければOK。後ろに私が付いてます。」と支えてやってもらうつもり。
 私が絶対に支えるの感覚をご家族に感じさせれることが出来たら、研修医でもOKのはず。

※ 日本国際緊急援助隊撤退か?お客さんは危険な場所に行かせられないというのが中国側の姿勢。だったら、互いに大いなる無駄。
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スーチョワン(四川)

2008-05-18 22:14:16 | Weblog
 昨日は帰り道急いだんだけど、帰着が0時2分で2分遅刻で、投稿が抜けてしまった。
 5月12日の四川地震ニュースを見ていたら、その昔、中学で地理の授業、地理の先生が「四川と書いて、“スーチョワン”と言う。」と教えてくれたこと、思い出した。
 余程、その聴覚的印象が深かったのだろう。
 ついでに中国の地震を見ると、1976年に『唐山地震』と言うのがあった。
 “文化大革命”中でよく分からないが、公称死者約24万人、非公式には60万以上という話も。この地震、文化大革命中でニュースも少なく記憶は薄い。
 2004.12.26スマトラ島沖地震と言うのもあった。
 この翌日、病棟の忘年会、某方がこの地震とタイ、プーケット津波の話をしたことも思い出した。この時も地震津波で周辺国併せて約22万の死者。
 4年も経つと記憶から直ぐには浮かび上がってこない。 
 “スーチョワン”の時のように、何か深い印象を感じると記憶に埋め込まれるはず。忘年会の席なのに、わざわざ昨日の地震津波のことを話され、染み込んだ。

 今日はこの前抜けた勉強会準備。去年やったままでもいいけど、それではやる方同じことの繰り返しで、ちっとも面白くないし、遅れてることを言うかもしれない。
 研修医対象、彼等は新卒だから、教科書的最新知識・最新国家試験知識を持ってる。(実地に)応用は慣れてなく、まだ難しい。
 資料不足で完成不可。勉強会は来週にしてもらおう。

※ 米軍不発弾、クラスター爆弾の行く末も同じはず。
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日本派遣国際緊急援助隊

2008-05-16 22:54:13 | Weblog
 四川大地震のニュースばかり、そりゃ5万人超の死者推計がなされるくらいの大地震。あの1923年関東大震災は10万人以上の死者・行方不明者。
 それから、85年たっても5万人もの被害者。
 これへの日本派遣国際緊急援助隊の第一陣到着、31人。
 国土も人口も大、対象が広すぎ多すぎでこの人数、どこから始める?

 勤務先でも“伝達訓練”なんてのがあったけど、こんな時に役立つ?
 これほどなら、きっとほとんど期待できなさそう。

 今日は予約患者さん、まあ順調。一人退院。 
帰り道、狭いJR踏切。JR現場点検をしているような方々。
 踏切が開いても、進むでもなく、入り口を半分ふさぐ。
 みんなその後ろを、開いたら行こうと待ってるのが分からないのって感じ。
 顔を見ると、そんなことは全く感じてない顔、商売してない。

※ 伊達選手は準々決勝で負け、これ位が壁? 
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パンダで比較

2008-05-15 22:59:33 | Weblog
 朝のニュースで中国のパンダは無事、人民は?貧民とパンダ、どっち?

 四川大地震でミャンマーも影が薄くなったが、いずれも前途多難。
 時間がたてば、どんどん被害拡大。援助、遠慮してもしかたないはずなのに。
 中国、武装警察という表現、TVニュースでは武装してるようには見えないが、名前はコワイ。
 日本で“武装警官”、なんて出てきたらどうする?引く。

 外来、出足からずっと続いて、研修医も様々、ありきたりから軽い喘息発作、でも、しばらく来られないという。最後は入院で決め。
 途中、研修医に「大丈夫?」と聞いても「ハイ、平気です。」と元気は十分。
 3時間位つきあって、最後の方の患者さん方にはしっかり待たせたがOK。

 そう、昨夕突然研修医から電話。
 「この後、先生の勉強会の予定になってるんですけど、何処へ行けばいいですか?」「えっ?なんにも知らんよ。聞いてないよ!」
 そんな勉強会が組まれてたなんて全く知らなかったし、前もって誰も言ってくれなかった。
 あわてて他の医師に聞いてもあやふや、はっきりしない。
 事前準備が不十分だったようで、研修医には悪いことした。
 そのうち、やり直そう。

※ “バットマン”水着はスピードに勝てるか?
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新型インフルエンザ行動計画

2008-05-14 22:38:41 | Weblog
 こんなのが配られていた。でも具体的にどうするのって、よく分からない。
 具体的な身近な行動を書くときりがない。結局、そこはそれぞれの“適切”な判断が求められる。
 形式を整えて、準備はしておく。そして、後は任せると受け止めればいいかな。
 あの“SARS”の頃、“心配っ?”と受診者そこそこ。
 結局、当院には一人も来なくてラッキーだった。
 その時と同じく、もし、近くの国で一人でもそんな患者が出たら、“心配っ?”て方が来るで!どうする?
 やはり、ビビリながら適切に対応するしかないね。行動計画にはそんなコマイとこまで書いてくれない。

 今日は朝から冷たい雨、これで五月?って天気。
 お天道様には従うしかない。
 朝から、中国大地震。これもお天道様には勝てない。
 この地震、中国では奥の未開と言っては悪いけど、開けてない、文明・インフラの恩恵の届いてない領域に起こって、気の毒としか言いようがない。
 あんな奥地、日本にはもう存在しない位の別世界、でも隣国。
 
 天気も悪く、外来少なめ、減収やばいよ。

※ 中国と言えば思い出す、“SARS”は何処?
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乾杯でドジ

2008-05-13 22:47:52 | Weblog
 今夜、小宴会があって、突然「乾杯の音頭、お願いします。」と言われた時のこと。
 てれてれと話して、「・・・それでは、御唱和お願いします。」と言って、キメの言葉になったら、何故か口から「おめでとうございます」と出てしまった。
 『乾杯』と言うつもりが、口は勝手にはオメデトウゴザイマス、ギョェ~って感じで、周りの空気の変を感じたのは言うまでもない。
 100%外れではないけど、結婚式でも祝賀会でもないのに、カッコワル。
 知らん顔して席に戻って、言い訳するとみっともないから何も言わない。
 でも採点は5点、自らにドジ・ド○○。
 こんな時に思う言葉はあれ、『そんなの□□ない!』しかない。
 余り考えずに、思いつく流れのままに、口から出したらこうなってしまった。
 もちろん、こんなドジでくじける程の年でもないし、そんなん、知るか!

 今日は化学療法二人もあって、それぞれ研修医に穿刺してもらった。
 一人は静脈が太くしっかりで、教科書的容易さでOK。
 もう一人は、皮下にポートといって、点滴をシリコン越しに刺す部品が埋め込まれている。ここに刺す。目標も固定されていてOK。
 と、順調。その一人、別の科で腰椎穿刺をしてきたと言う。
 聞くと、4回刺して結局入らず、上司と交代。
 よく反省復習しとけよ、互いに。
 互いとは、この研修医と私自身。

※ 四川地震、生き埋め9万人、ほんとって数?
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上着の上から聴診

2008-05-12 23:12:43 | Weblog
 今日は遅めに来院多い。研修医にダッシュをかけるよう、ちょっとやり過ぎ。
軽めの風邪のような方、呼吸音を聞くのに上着の上から聴診器を当てる。
 時には状況により、薄い下着の上か聴診して呼吸音を聞くこともあるけど、上着の上からやる奴は初めて見たぞ。
 遅れ掛かってきたので、軽めの方を飛ばさないと終わらないよと言ったら、こんな感じ。『何、考えてんねん!』と言いたかったが、患者さんの前では止めた。
 でも、患者さんはきっと上着の上から聴診器を当てられたことをしっかり記憶した。
 患者さんが出てから、「はしょっても、手~抜きすぎ!」と言ったが分かった?
 何で上着の上からなんて発想、出てきたのか、あの言葉『シンジラレ~イ』。

 夕方、会議に出ると集まり遅く、開始も遅い。
 私、出席する会議、余程のことがない限り定刻には行ってる。
 中身は説明がいまだ長い。提案、具体的にもっと単刀直入にしてくれっと言いたかったが、言うと更に長引くのでじっと忍耐。
 前もって、わかりやすい資料を配って進めてほしいけど無理だろうね。
 今まで何年も出来なかったことが、急に出来るわけある?ない!

※ 今度は、中国・四川省の大地震。チベットのタタリ?
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ミャンマーサイクロン“ナルギス”

2008-05-11 21:53:59 | Weblog
 “ナルギス”、パキスタンの言葉で『スイセン』という意味のようだ。
 先日のミャンマー(昔のビルマといわないとピンとこない)を襲ったサイクロン(=台風、ハリケーン)の被害で死者は1万人以上らしいけど、きっと戸籍や住民票がはっきりしないから、おおむねしか分かりそうもないし、きっと適当のまま。
 それにしても、21世紀にもなって、暴風雨で1万人以上、もしかしたら10万人?(国連予測で2万、行方不明4万)なんて死者の数が示されるのは、国がインフラ《インフラストラクチャー(infrastructure)=産業や生活の基盤として整備される施設、道路・鉄道・上下水道・送電網・港湾・ダム・通信施設などから、学校・病院・公園・福祉施設などまで》に顔が向いてなかった結果。
 これが軍政の端末断面像。でも、ミャンマー国民は言えない。
 地震は予測なしの突然で準備不可。でも、サイクロンなんてのは気象予報で来るかもは分かるはずなのに、何で?
軍隊で台風は止められんことが分かった。

 昨日宿題を一つ終え、今日はお気楽極楽、外は少し雨で今日も寒空。
 天気悪いと明日の新患混むかも。でも、このところ出足が悪く遅めに混む傾向。すると終わりが遅くなる。
 混んでくる患者受付情報が遅めにわかり、私も研修医もウンザリ。

※ 両横綱は共に未だ“張り差し”、誰か横綱を張ったれ!
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