ブラックファイブ

あのDr.ブラックジャックの半分以下なので、ファイブとします。命燃え尽きるまで、経験と知識からブログをやろう。

12年前の診断書

2008-05-31 15:05:01 | Weblog
 書類整理をしてたら、診断書の書類。見ていくと平成8年の状態についての診断書記載を求められている。
 幸いその当時のカルテが捨てられてなかった。
 カルテは西暦記載、まず、20-8=12、2008-12=1996から始まり、平成8年は1996年であること確認。
 当時の部分は、もういなくなった医師が診療に当たっており、探しても私の診察した記録はゼロ。一回も見たことない方の状態をカルテ記載事項だけから推察して書くのです。
 今でもそうだけど、その頃も他の医師の記載からは文字上のイメージしか分からず、検査値の記載では悪くても、患者さんの訴えの記載は余りなく、不調を訴えていたのかどうかは不明。
 ここからカルテには検査値の記載よりも、患者さんの訴えと治療による改善具合を書いておいた方が良いことを学んだ。
 検査値は大体記録だけでまとめられている。
 このことは、週明けから来る内科初めての新卒研修医に教えてあげよう。
 検査値を一生懸命書いている研修医、確かにいる。正常値の記録を全部書くのも悪くはないけど、無駄。
 私は面倒だから、たまに異常値を書いてたが、これからは異常値とそれに関する症状部分だけにしよう。それが、より効率的で、患者さんの状態が良いか悪いか分かりそう。記録は記録用紙を見るべし。
 後で見て、患者さんの数値は悪くても苦しさのなかった方もいようし、逆もあるはず。
 患者さんは苦痛を、或いは予想される苦痛を取りに来てる。

 今日も平穏な週末かと思ってたら電話。
 どうも誤嚥、嚥下障害が出てきたみたいで、食事や内服は無理しないよう、抗生剤は点滴にしようと話して、結局は出勤。
 夕方から夜に掛けて出かけるので、困ったら伝言。

※ 日本もクラスター爆弾止め、製造費150億?は捨て、タミフル、500万人分位は買える。
コメント
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