ブラックファイブ

あのDr.ブラックジャックの半分以下なので、ファイブとします。命燃え尽きるまで、経験と知識からブログをやろう。

抗生剤の使い方復習

2010-10-16 22:13:27 | Weblog
 今日も朝のうち、少し空気は冷たそうだったが、すぐに気温は上がり散歩は汗ばむ。
 雑誌の整理をしていて、抗生剤使い方の文。
 普段の診療でついつい、まさに安易に処方。
 抗生剤は細菌を抑えるために使うので、細菌感染以外に効果は期待できない。
 でも、もしかしたら細菌感染かもと、抗生剤処方慣れの患者さんの薬希望が合致して、前記の様。
 インフルエンザへのタミフル処方でも、ほんとにインフルか否かはの判断は早ければ早いほど難しい(迅速診断は発症初期では判定ができない)が、早期投与ほど効果が期待できる。
 その早期に確定診断が出来るか。学校のクラス感染などの集団からの一人なら間違いないが、単発インフルかもなら決め手は無く、直感的印象と不安の解消辺りがより所。
 風邪を引いて、のどが痛くなって、ここに細菌感染が重なっているか否かの即断は困難。すると、つい無難な道を選びたくなる弱くて悪そうな習慣。
 まあ、この時に広い細菌対象に強く効く薬ではなく、咽頭感染辺りの細菌を対象にした抗生剤を処方するのが現実的落とし所。
 この判断は、患者さんへの問診と咽頭周辺の診察で決める。
 弱気が出ると上気、強気が出ると精々対症療法で経過観察。
 この辺りの基本的な抗生剤の使い方を思い出させてくれた。
 出回っている抗生剤は山ほど、その中でよく使い慣れているのは10にも満たないが十分、今日の学習はこれだけ。

 夕方も散歩に出たが、さすがに夕日が低く感じられる。
 
※ ロッテ、CS第一ステージの勢いにかげり。
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