ブラックファイブ

あのDr.ブラックジャックの半分以下なので、ファイブとします。命燃え尽きるまで、経験と知識からブログをやろう。

信長の棺(ひつぎ)

2006-01-03 20:56:13 | Weblog
 この冬休みで読んだ本、きっかけはやはり“純ちゃん”が愛読したという風評(帯カバーに“小泉首相も感銘を受けたと、・・・”ある)と、もう一つ、作者が70代というのも気になったのです。
 愛読となった因は何か、70代で作家になった方の本は如何なる物かとを考えたかったのです。
 読んだ方は思ったでしょうが、信長は日本の暦を西洋のように狂いの少ない正確な合理的な自然の変化に合ったものにするべきという考えを、朝廷をあげて実践改革しようとした人物になっている。
 この従前からの考えに対する改革をしようとするのが信長であり、“純ちゃん”なのであろうと。

 また、さすがに70代作家、話の展開の周囲が丁寧できめ細かい。このきめ細かさを追求する気持ちを、忘れていないのも感心した。
 歴史ミステリーに分類されるそうですが、過去の不明部分に新しい解釈を振りかけて展開するのも面白い物だとも感じました。
 他の書評に、“秀吉が何故抜け穴をしっていたのか疑問がある”等の批評も有りますが、こんな信長もいたかもと思わせるだけでも楽しい。
 この新しい信長の像に“純ちゃん”は自分を少し被せてみたかったんだろうね、きっと。
 信長の不明部分に作者が新しい修飾を加え、今までに見せなかった信長のイメージを見せたい意図もあったのでしょうか。
 信長の遺骸はどこへ?これもはっきりしないためにこのような本も書けたのでしょう。事実がわからなけらば、色んな推論も出来るし、そこから更に話を発展させても否定しきれない。きっと、信長ならこんな展開があっても不思議ではなかろう。
 作者は信長に傾倒し、その斬新さに“純ちゃん”も浸って尻押しを受けたのでしょうか。
 純ちゃんに対して、誰が太田牛一(信長公記を書いた人)の様に語ってくれるのでしょうか。それも近い将来の楽しみですね。

※ 今日は出勤依頼は無く、落ち着いた正月休み最終日だった。
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1 コメント

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Unknown (Unknown)
2006-01-11 20:31:15
薬物かけられたりしてますがどうしたらいいですか?
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