ブラックファイブ

あのDr.ブラックジャックの半分以下なので、ファイブとします。命燃え尽きるまで、経験と知識からブログをやろう。

白い巨塔 11

2004-12-28 23:20:08 | Weblog
 はじめに昨日のミステークをお詫びします。
  ① 昨日は、10 だった。
  ② パソコンがやや不調で文末の展開がしまらなくなってしまい失礼しました。

 患者さんは、相手が卒後1年目の研修医でも、数年のペーペーでも一人前の医師として接してきます。
 柳原クンの様なぼくとつとした医師だと、ちょっと鈍くさく歯切れが悪いけど、『この人は悪い人ではない』という印象を与える。
 財前クンなら卒後1年目はどんな診療姿勢だったのかを想像してみたいものだ。
 優秀だろうから、言葉の端々に『そうか、・・。ウン』と言わせそうな感をにおわせただろうね。
 でも、質問し難い雰囲気も漂わせただろうね。『君は私の診断が違うとでも言うのかね』とでも言い返されそうだ。そのまま、前をむいて突っ走っていく。こんな姿が想像できそう。
 良いときは、自信に満ちた言動が患者に安心感、頼りがいを感じさせるでしょうね。
 東クンならどんなだろうか。帝国大卒、将来の教授候補の秀才医師、言葉多く理屈で診断を説明し、患者は何を言われているのか難しくて理解できない。何を質問したらいいのかすら分からなくなってしまい、『この偉い先生が、こう言っているのだからきっとそうだろう』と自らを納得させてしまうのでしょうか。
 それならと患者さんの言葉を引き出すような姿勢はいいけど、なかなか本質に迫らずに時間のロスが多くなる。この話の展開を核心へ誘導することができたらOKでしょう。
 まあ、東クンや財前クンは少しの言葉から、その奥までを一気に洞察してしまったのでしょう。
 柳原クンは、一杯話を聞きそうだから、カルテに書くのが追いつかず、他の人がカルテを見ても結論が分かりにくくなってしまっているでしょう。

 実は昨日は病院の忘年会だったのです。大学では医局の忘年会は体育会系の部分もあるのです。幹事が「君たち、何か出し物を考えておくように」と命令を下すのです。拒否禁止です。それでも内科系はまだおとなしい方で、外科系はもっとヤバイのです。現在、教授の椅子に坐しているお偉方も何かやってきているのです。この同罪感が連帯感を生み、教室を一体化させるひとつでもあるのでしょう。
 まあ現在はかなり民主化されてきていますけど。財前君はどんな余興をやってくれたのでしょうかな?
 話が斜めになってしまいましたが、明日はこのカルテについて語ろう。
 そう、私の受け持っている超高齢者も正月は何とか外泊出来そうです。
 
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