ブラックファイブ

あのDr.ブラックジャックの半分以下なので、ファイブとします。命燃え尽きるまで、経験と知識からブログをやろう。

患者外交辞令

2007-01-06 21:11:18 | Weblog
 今日は朝から冬の冷たい雨。朝はゆっくり起きてしまったために、スタートも当然遅く、昼前近くに病院へ行く。
 検査を指示しておいた方の結果確認と患者さんへの報告、ついでに軽く回診。
 結果は入院時と余り変わらず。しかし、身体状況は良くなってきているというのでこの言葉を信用することにした。
 たまに、聞くと本当は良くなってないのに、「良くなりました」と外交辞令を言う方もいる。これには、『?』と感じながらも結構だまされる。
 患者さんは「悪くなりました」とは言いにくそう。
 でも最近は外来でも「良くなってません」とはっきり言う方もちらほら。
 一つ一つよく聞くと、「御飯は食べられるようになりました。咳がまだ出る。」とか、改善傾向になっているのに、ひっくるめて「良くなってない」と強調する方も多い。
 「良くなってません」の言葉を“鵜呑み”にして、治療方針を全く変えてしまうと迷路に入ってしまい、更に治りを遅くする。
 さっきの方はその言葉が信用出来ると判断した。
 言ったのが遅めだったのか、研修医の姿は見えなかった。

 午後は簡単な宿題を二つ終える。
 受持入院患者さんは安定を示しているので、あとの二連休は出勤しない予定。

※ 寒いと朝の内の急患、少な目。
コメント
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