ブログ うつと酒と小説な日々

躁うつ病に悩み、酒を飲みながらも、小説を読み、書く、おじさんの日記

テリトリーズ

2013年02月14日 | ホラー・サスペンス・SF等の映画

 今朝、変に体が重く、しんどいのを我慢して出勤したのですが、目はしょぼしょぼするは節々が痛むはで、午後は早退しました。

 私と同じ課で働く職員2名がインフルエンザに罹患したので、念のため内科で検査してもらった結果、ただの風邪ということで、薬を飲んだらずいぶん楽になりました。
 明日も出勤できそうです。

 退屈なので、DVDを借りてきました。
 「テリトリーズ」です。

 米国とカナダの国境付近。
 カナダでの友人の結婚披露宴に出席した5人の男女は車で米国に帰ろうとしますが、国境警備隊を名乗る二人の初老のマッチョマンから執拗な質問を受けます。
 運転していた男が、見るからにアラブ系で、イスラム過激派ではないかと疑われたのです。

 その後、彼らは森林の中にあるコンテナに監禁されます。
 国境警備隊とは嘘っぱちで、森林の一軒家に住む湾岸戦争帰りの元兵士だったのです。
 元兵士がイスラム教徒を憎むことはなはだしく、ユダヤ人にも偏見を持っています。
 5人のなかにはユダヤ系もおり、元兵士の憎しみは加速していきます。

 まるで捕虜収容所のような生活を強い、執拗にアラブ系の男に米国にいる理由を問いただします。
 ときには拷問までして。
 しかしその男、アラブ系ではありますが、ボストン生まれのれっきとした米国人。

 湾岸戦争でさぞかし辛い目を見たのだろうと、だんだん加害者の元兵士2人が哀れに思えてくるから不思議です。

 かなりリアリティを追求しているようで、目を背けたくなるほどの残虐シーンもなく、ただ元兵士の偏執的なアラブ系への憎しみばかりがクローズアップされます。

 シチュエーション・スリラーというより社会派に近いかもしれません。
 そういう意味ではどっちつかずでやや退屈な映画になってしまった感は否めません。

テリトリーズ [DVD]
ロック・ラフォーチュン,ショーン・ディヴァイン,ニコール・ルルー,スティーヴン・シェレン,ティム・ロゾン
アメイジングD.C.

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聖バレンタイン

2013年02月14日 | 社会・政治

 今日はバレンタイン・デイなのですね。

 その昔は義理チョコというのがあって、どんなにいやな野郎でも職場の女性職員がチョコレートを贈ったものです。
 そういう風潮が廃れたのはこの10年ばかりですかねぇ。
 虚礼廃止という意味で、結構なことです。

 私が初めて女の子からチョコレートをもらったのは小学校2年生の時。
 二人から貰いましたが、幼い私はバレンタイン・デイというものの存在を知らず、きょとんとしました。

 一番たくさんもらったのは20代半ばの頃。

 その頃私は主に職場の同世代の女性と夜な夜な飲み歩いていたので、ほとんどは飲み友達からもらったものです。

 14個もらいました。


 もっとも私は甘い物が極端に苦手だったので、ほとんどはゴミ箱行きでした。

 多分全部義理だと思いますが、本命が混じっていたとしたら、怖ろしいことです。

 面倒くさかったのはホワイト・デイのお返しですね。
 女性はわりとよく品物を見ていますから。

 バレンタイン・デイはわが国では専ら女性が男性にチョコレートを贈り、恋心を告白する日とされていますが、これはかなり特異な風習のようですね。
 多くの国では男女関係なく、想う人にチョコレートに限らず心のこもったプレゼントを贈り、告白する、というのが一般的なようです。

 ここ数年は、私は同居人から一つ貰うだけです。
 もっとも、ほとんどは同居人が食してしまうのですが。
 
 近頃では友チョコと称して女性同士で贈り合うのが流行っているそうですね。
 女性は甘い物を好む人が多いので、よろしいかと思います。
 ただ、友チョコとなると、際限なく広がりそうな感じがしますね。
 あの子にあげてあっちの子にあげないわけにはいかない、みたいな。

 元々2月14日はローマ帝国における女神ユノの祭日だったそうで、この日に今で言う婚活パーティーみたいなものが大々的に行われ、恋人たちの日とされるようになったとか。

 また、当時ローマ兵士は戦場で思い残しが残るといけないということで結婚を禁止されていたところ、キリスト教司祭だった聖バレンタインが密かにローマ兵士と恋人との結婚式を執り行い、2月14日に処刑されたことから、バレンタイン・デイと呼ばれるようになったんだと聞いたことがあります。

 けっこう血塗られた歴史があるんですねぇ。
 その事実を知ると、あんまり浮かれていてはいけないような気がします。


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