ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

ブルーベリー、難敵遭遇!

2017-07-08 13:17:50 | 農業

 今年は害虫が少なくて助かるなぁ、てのは野菜の話し。ブルーベリーが一手に虫の襲撃を受け止めてるって感じ。ともかく酷い!

 まずは、ミノムシ!

 枯れ枝のふりしてただぶら下がってるだけだけど、こいついったいどうやって生きているのか?動けないんだから、ほっとけば、なんてわけにゃあいかない。どんな悪さしてんのかわからんが、こいつが着くと、確実に木が弱っていく。だから、見つけしだい、死!ちぎりとる。いっくら擬態でカモフラージュしようたって、簡単に見破れるぜ。

 これがカイガラムシとなると、戦いは一気に神経戦となる。なんせ細かいんだ。長さ数ミリのムール貝の貝殻がびっしりと枝に吸い付いているって感じだ。色は赤黒い。実に気持ちが悪い。こいつが動くところは見たことがないんだが、確実に占拠領域を拡大していっている。木が弱り始めるとすぐに取りつき、樹液を吸い尽してブルーベリーの生命力を枯渇させていく。言って見れば、死神集団。

 農薬散布すりゃ一網打尽間違いなしだが、自然が売りの我が農園だから、対策はひたすら指でこそぎ落す小手先作戦。枝の1本1本を爪でしごいて引っぺがして行く。あまりに酷いものは、枝ごと切り落とす。ともかく根気のいる作業で、こっちはもうお手上げ、神さん面目躍如の分野だ。ぺったり腰を落ち着かせて半日、もくもくとカイガラムシ取りに専念している。

 お陰で、ここまで1週間で7キロほど収穫できた。弱った枝を早めに落としてあったので、去年のような粒の極小のものは少ない。味の方もまあまあだ。知り合い家族に配るのにちょうどよい量だ。余って来れば、またジャムだな。

 去年は収穫後の手入れが適当で疲れさせてしまった。その報いが今年の害虫被害につながったのかもしれない。今年は、お礼肥えもしっかりやって、剪定もきちっとやって、木の勢い回復に努めよう。

 

コメント
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