ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

待ってましたっ!菜の花座、久々の新人

2017-07-20 13:58:38 | 菜の花座

 一時は、団員5人まで落ち込んだ菜の花座、この数年、シニア演劇学校卒業生の定期的な加入があって、着実にメンバー増加、今じゃ20名、おお!いっぱしじゃないか。声掛けりゃ手伝ってくれるサポーターも含めれば30人近い安定勢力になっている。

 みんな意欲満々、稽古日は常に9割を超す出席率だ。人が集まらねぇ!仕方ねぇなぁ、稽古中止!なんてお恥ずかしい事態は昔、昔、その昔だ。仕事忙しく休みます、ってメール寄越したメンバーも、折り返しの電話で無理やり引っ張り出されたし。もっとも、その日はチラシ用の写真撮影の日だったけど。

 充実は人数だけじゃない。役者バカの集まりから、各種な異能者集団?へと生まれ変わりつつある。装置製作に異様な情熱を注ぐ者、楽器の演奏や歌に能力を発揮の者、常に100枚チケットを売り上げるセールスタレント。PC扱いお手の物のメンバーも現れて、開店休業状態にあったホームページやフェースブックも、今や復活、大人気?

 残る問題は、若手が欲しいぃぃぃ!ってこと。昨年春上演の『女たちの満州』じゃぁ、無理に頼んで二人の若手に出てもらったものの、あくまで協力って形、劇団に加入して、お願い!って片思いも敢え無く潰えた。その後も、ちらりほらりと入りたいなんて話も聞こえてきたがどれもこれもぬか喜び。希少種となった若手3名だって、あと数年経てば20代はいなくなるという危機的事態だから。誰かいないか、新規加入者、ニューフェース?

 待ちに待った期待の新人がさらりと現れた。置農演劇部に2年間所属し事情あって継続を断念したMだ。今どき珍しい、清楚な、って形容詞がぴったりの美少女だ。おとなしく控えめだが、ダンスや踊りの切れ味もなかなかのものだった。そうだ、食育ミュージカル『マー君ときっこちゃんの台所』で主役もやったんだった、それじゃ歌も歌えるはず。下の写真センター青いパジャマがマー君。

 高校を卒業して、数年、何かやりたい!って思いに突き動かされて菜の花座にたどり着いたって、うーん、この志望動機もなんか古典的でいいんじゃないか?彼女ならきっと続くと思うゾ。

 だって、今の菜の花座、おじん、おばんの集まりだから、文化フェーズの異なる高齢者や年上のお局的先輩に混じって上手くやっていくにゃ、今どきのウキャッキャインスタ女子じゃ無理だもの。おっとりさらりと大人のペースや体臭を受け流せる子でなくっちやね。男の気配もまったくないってとこも、イイネェ!お芝居に没頭できるってことだもの。

 まだまだ何度も脱皮しなくちゃならないだろうけど、粘り強く我慢すれば、近い将来、舞台のいい位置に立てるんじゃないかな。役、書きたい!ってそそられる子でもあるしなぁ。

 さて、彼女に最初に当てる役、何にしよう?そうか、シニア6期生の本公演に出すって手もあるなぁ。男二人の6期生、助っ人として娘のような少女、面白い組み合わせかもしれない。うん、いいぞ!って具合に若手の加入は、強力な刺激を与えてくれるってわけさ。

 

 

 

コメント
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