ステージおきたま

無農薬百姓33年
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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

梅雨の晴れ間に一仕事!

2017-07-25 14:09:28 | 農業

 なんか、本格的な梅雨、突入だよ。ザァーときたかと思えば、バタッと止み、気づけばまたもや降っている。しかも、降る時きゃどしゃ降り!始末が悪い。雨と曇りの絶え間なきローテーション。畑仕事は目白押しだって言うのに。もう、ほんと、恨めしい。雨天順延で休養!なんて1日ありゃ十分なんだよ、この時期。高校野球だって決勝延びてイライラだろ。このあまりに典型的な梅雨空、まだ数日は続きそうだって、やれやれどうしたもんか?

 取りあえずやってしまいたいのは、キャベツ、ブロッコリー、カリハラワーの植え付けだ。育ててる苗は、容赦なく生長を続けてるからね。雨だから、生育もしばし中断、なんてわけにゃいかない。畑がたっぷりと水気を吸ってる今、植えてしまいたいんだよ。さらに数日、雨模様だってんならなおのこと、チャンスじゃないか。強い日差しに炙られることなく、心地よく根を張ることができる。移植苗にとっちゃストレスゼロさ。

 うーん、時折気まぐれに訪れる梅雨の晴れ間、ここでなんとかやっつけられないか?雨神様の目を盗んでさ。しかしなぁ、まず堆肥とボカシ肥え播かんなねだろ、それから耕耘、次に軽く畝立てて、植穴掘って、水撒いて植え込み、フレーム組んで、寒冷紗かける。これだけの作業を、長くて数十分の気まぐれ晴れ間にやり遂げられるか?まぁ、無理だよな。

 でも、一時に済まそうとするから無理なんで、何度かある晴れ間を狙いすまして、何段階かの作業を終わらせていけば、夕方までにゃできるんじゃないか。よしっ、「盗め!梅雨の晴れ間」作戦、決行!

 雨、上がった、それっ!一輪車で堆肥を運び、畝の予定地に散布。イネの育苗用に作った米ぬかボカシの余りをばら撒いて、ほれほれほれ、降り出した。一時中断、雨宿り。しばし休憩、昼寝の時間。ほれ、上がったぞ、作業再開だ。土がぬかって重たいが、管理機の尻を叩いて2度耕耘。2列千鳥植えできるよう、幅90cm、ちょっと狭いけど、で畝立て。ここでまたもや、降雨中断。しばし休憩、読書の時間。も一度上がれば一気に終わらせよう。

 なかなか止まんが、うーん、ここまで来りゃ、勢いだ。植穴に灌水は不要だろから、穴掘ってどんどん植える。キャベツはしっかり別にしたが、ブロッコリーとカリフラワーはどっちがどっちだかわからなくなっちまった。もちろん、じっくり葉っぱ見りゃわかるんだが、雨の中、どうでもいいぜ、そんなこと!植えりゃいいんだ。

 上がるどころか、雨足はさら激しく、すでにびしょ濡れ。なこたぁ構っちゃいられない。トンネル用のフレームを左右交互に差し込み、紗幕で覆う。雨の中だっていうのに、モンシロチョウのやつ、どこからか嗅ぎ付けてひらひら隙を狙っている。こやつらを追い払いつつ、周囲を土で押さえトンネル完成!

 やれやれだ。これでどうやら秋から冬のキャベツ、ブロッコリー、カリフラワーは確保できた。あと、やらねばならんのは、里芋を草から救出することと、ブルーベリーの収穫とブルーベリーの堆肥やりと、ああ、田んぼも軽く入っておきたいし、どこもかしこも草だらけだし、・・・・

 この梅雨空が続くとすりゃぁ、晴れ間泥棒を続けるしかないだろうなぁ。

 

コメント
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