ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

集まって楽し!シニア4期生

2016-02-25 09:31:24 | シニア演劇

 久しぶり稽古だよ。新作コント台本を渡して以来だから、4週間ぶり。冬場ってことで2週に1度の練習計画を組んだのに、前回は僕の我が侭で急遽中止、結局、ほぼ1ヶ月あいての稽古再開だ。前回は、我が侭って言うより、臆病風?出掛ける直前になって吹雪!視界不良!山裾の我が家には途中地吹雪の迷所もあるもんだから、とたんに怖じ気づいて、稽古をキャンセルさせてもらった。まったくだらしない!勤めてた頃なら、あの程度の雪降り、あらっ雪だ、くらいの軽いノリで出掛けてたはずなのに、今じゃ視力低下、夜目不良、とてもとても吹き荒れる外界に突出する勇気はない。まっ、人間こんな風に意気地がなくなり、気力がしぼんで、老いさらばえて行くのだろう。

 前回、体調思わしくなく欠席だったSさん、心配だったが、元気に復活、6名全員が顔をそろえた。まずはこの間の諸報告その他。何より気になるのが、5期生の応募状況だ。ものみな縮こまるこの季節の募集、いつもいつも人集めには苦労している。まして、5回目ともなれば、希望者も底をついたんじゃないの?と不安。事務局Gさんの報告では、問い合わせ中4名、うち2名は入校手続き完了。さらに、1名、希望者がいるとの話し。おいおい凄いじゃないか!締め切り1ヶ月前にこの人数、これで5期も継続可能だな。ただ、相変わらず町外者が中心、米沢、小国、山形市、うーん、プラザの立場はどうなる?でも、最後の1名は、都会から川西に移住してきた人ってこと、となれば、川西町民。よかった、入ってもらってよ、ぜったいキャッチしてよ。さらに応募者を増やすため、テレビ、ラジオの出演を決め、新聞で書いてもらえるように働きかけることなんかを決めた。

 さて、稽古だ。台詞覚えのために録音したいってことだったので、まず最初にト書きなし、ダメだしなしで通してもらった。うーん、この間や台詞まわしで覚えられちゃ、ちとヤバイな、とは思ったが、それもこれも前回サボった報い、まずは、台詞を入れてもらってそれからみっちり直しを入れていこう。『満腹食堂体育館』が13分、『真夜中くせ玉便』が18分、まず時間的にはいいところだ。これから手慣れてくれば、テンポも上がってくるだろう。

 いよいよ1行1行台詞を発しながらのダメだし。『満腹食堂体育館』、チーム3人。事務局参加で、もう4回目のGさんを中心に書いてあるので、Gさんさえ役をつかんでもらえれば、後はすらすらだ。人型ロボット役のSさんはかつて声優を目指したこともある人、巧みにアニメ声を操って、なるほどこれもありだな。メインは、縄跳びとかボール回しとか動きを伴ったシーン、素早い動きとハイテンポの台詞の応酬が見もの、これは、実際動きながら何度何度も繰り返して完成させていくしかないだろう。

 『真夜中くせ玉便』は中年ラジオDjのお話し。こちらは、本公演で殺し屋吉良をやってサックスの名演を聞かせてくれたHさん。ばあーさんに人気の深夜放送番組ってことで、このDjの人作りがかなり難しい。どうしても単調になる。もっさりなる。ダサくなる。目指すは、口先魅力のちょいワルおやじ、どこまでも危ない不良中年!もう、彼のこれからの成長にかかってるな、このコント。それにして、放送中に相手役の女子アナ相手に不倫!だもの。書いた頃には、世の中まさかこんな不倫騒動に湧くなんて思いもしなかったから、なんか、時代を半歩先取りしたなって、ちょっぴり鼻高!ラストの電話相談が本物の離婚手続きに発展するところ、もっともっとスピードと迫力が高まって行けば、面白く落とすことができるだろう。

 気がつけば10時前、笑い満載の稽古風景だった。久しぶり稽古、はじめてのコント、みな、待ってぜ!って気持ちがぐいぐいと伝わって来て、気持ちよい稽古ができた。稽古はこうでなくっちゃね。それと、みな、上手になった。こちらのダメだしに数回やり直せばまずまず応えられるようになっていた。1舞台やり遂げた自信だな。耳もずいぶん鋭敏になった。たった1度の体験、心ばかりか、体だって作り替えてしまったってことだ。

 さっ、本番は3月27日(日)。大爆笑を誘って、気持ちよく卒業しようじゃないか。

 

 

 

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