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ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

本番まで1ヶ月、チラシ上がった!菜の花座公演『不幸せくらべ』

2015-11-20 23:16:34 | アート・文化

 えっ?あと1ヶ月しかないのに、今頃チラシ?

  遅いよなぁ!わかってる。なんとか早く、早くって頑張ってみたけど、やっばり必要な時間は必要。過程の一段、一段で手間取って、ようやく、今日。わずかに2ヶ月足らずで、公演に突入するってスケジュール自体に無理があるんだ。それもわかってる。

 言い訳するなら、6月にシニア全国大会があって、その2ヶ月後に『お遍路颪』の野外劇、さらに1ヶ月ちょっとでコント大会、それから2ヶ月シニア4期生公演『シェアハウス ブルース』と続いてきた。どれもこれも新作書き下ろし、演出も舞台美術も照明プランも何もかも担当って、いっくら暇持てあましてる爺だって手が回らない。まっ、ここから挽回していくしかないでしょ。

 さて、今回のチラシ、だいぶ苦労したようだ、宣伝美術を頼んだあすむ君、そちこちに苦しみました感が充溢している。台本が彼の感性にフィットしなかったのかもしれないな。それでも、なんか新しいことを!って彼の意欲はしっかりと伝わってくる作品だ。互いに不幸せ度を比較して、競い合うなんて馬鹿な設定、絵にするには、なんじゃこれ?だったろう。お察しする。

 チラシもできた。チケットもできた。穴のあきかけたキャストも好都合に埋まった。後は、芝居を完成させることと、お客さん呼び込むことだけ。おっとこの二つがとんでもなく難しいことだったんだ。

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千代紙パネル8枚だけで芝居をしよう!

2015-11-20 08:38:46 | シニア演劇

 すでに完成していたビニール張りの窓枠パネル、1m×2mに千代紙を貼った。全面覆うわけでなく、中央部分は透けて見通せる作りだ。覆い尽くしたりしたら、かなりうっとおしい襖になっちまからね。それより、裏側も覗けた方が、演出的に面白いことできそうだし。

 これを舞台平面に4枚立て、残り4枚は中空につり下げる。それも斜めにつったり、傾げて吊ったりするつもりだ。かなり不安定な不思議な空間が出来上がりそうだ。新米の殺し屋と老いぼれヤクザたちの滑稽な戦い、しっかり作り込んだ室内装置で演じるのが定番ってもんだと思う。でも、最近、そういう写実的背景にとらわれる必要もないんじゃないかと思うようになってきた。菜の花座のお客さんの感覚も随分変わってきて、奇抜な装置でも違和感なく芝居に見入ってくれるようになったと感じる。

 千代紙を使うことにしたのは、舞台が義理人情を掲げるヤクザのシェアハウスだからだ。和の雰囲気を醸し出したいと思っているんだけど、意外とシュールでモダンな感じでもある。

 きっちり作り込む力が不足してるって現実も、正直ある。菜の花座もシニアが主体になって、ものつくりにまで手が回らなくなりつつあるから。まっ、そんな舞台裏はさておき、こういった思いがけない装置で新しいセンスを試してみたいって気持ちが大きい。舞台空間がはみ出していくと、書く台本の方も、羽目を外していけそうで、そこん所も楽しみだ。もちろん、演出力も一歩も二歩も踏み越えることが求められるだろう。

 この歳で冒険?いやいや、歳だから、歳月踏んだから、凝り固まった自分を突き破っていかなくちゃ、ってことだよ。

 

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