ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

若い奴らにゃわからんだろうが

2015-10-23 09:10:23 | ランニング

 年取ると、面倒なことややり切れないことはしこたまある。去年まで持ててた30kg入りの米袋が上げらんねえとか、目疲れて本を読むのやんだとか、マラソンタイム遅っ!とか、体力的な衰えはもちろんだし、集中力の低下、意欲の減退など、精神的に老化現象進んでいく。こりトホホの現実は、なってみなけりゃわからんよ。

 高齢者の間で、一際大きな関心を集めているのが、頻尿問題だ。何度も行きたくなる、我慢できない、漏らしちまう、等、なかなか人には言いにくい微妙な悩みの数々なのだ。深刻な問題だけに、医薬品メーカーはあの手この手と取りそろえ、さあ、これで悩み解決!快適生活、なんてサプリメントもしこたま出ている。ノコギリヤシにイソサミジン、クランベリーやペポカボチャの種、バナナ抽出物なんてのまでが効用を競い合っている。

 原因はいろいろあるようだが、生活習慣としては、コーヒーの飲み過ぎと就寝前の飲酒は、2大悪癖と槍玉に挙げられている。うーん、確かにそうかもしれない。先日のフルマラソンでも、途中のトイレ嫌だから朝からコーヒーカットで臨んだら、5時間のレース中、一度もトイレのお世話にならないで済んだ。いや、入るには入ったのだが、突如の劇症痙攣でおしっこどころじゃなかった。

 サプリにお助け乞うのはまっぴらだし、かと言って、コーヒーと寝酒を止めるなんてもってのほかだ。自然治癒力でなんとかならんか?!て思っていたら、願ってもない事実にぶち当たった。

 走った日は、夜中のトイレ起床がまったくなくなるって現象だ。いかにもランナーには都合のいい話しではあるが、本当だ。しっかりと走ってたっぷり汗をかいたその夜は、ぐっすり熟睡、一度たりと尿意のお呼び出しが舞い込まないのだ。昼間のトイレ回数も少なく、夜間の稽古中もトイレ休憩なしで最後まで通すことができる。

 考えてみれば不思議でもなんでもない。汗かいて体内の水分を過発散させているわけだから、細胞中に余分な水分がないわけで、尿の量も必然的に減少しているはずだ。運動した後、過度に水分補給をすれば別だろうが、適度の水分補給にとどめておけば、この効果は一日持つってことだ。ただ、最近は熱中症が頻発した所為か、やたら水分補給を勧める専門家が多いので、失った水分をすべて取り戻してしまった場合、この効果が発揮されるのかどうかは疑わしい。どうも、水分補給!水分補給!って言い過ぎのように感じるんだけど、あまり水分取らなくても頑張れちゃう僕のような少数派、じっと黙って我慢するしかない。

 もう一つ考えられるのは、走ることで、膀胱や尿意を我慢する筋肉が鍛えられるってこともあるかも知れない。あくまでそんな気がするってだけの話しだが、ランニング中は下腹にはぐっと力が入っているから、あり得ないことではないだろう。これには腹筋なんかもいいかも知れない。そうそう、そう言えば、尿意問題の解決法として、腹筋運動を上げてたサイトも目にしたな。

 ともかく、昨日も10km走って、しこたま汗かいて、夜は目覚めることなく朝まで熟睡だった。これからトイレが近くなる冬がやってくる。健やかな安眠のためにも、トレーニングは欠かせないってことだ。

 さっ、今日も走ってこようっと!夜中起きなくて済むように!

 

 

コメント
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