ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

本日の農作業は満月モチの稲刈り

2015-10-10 09:10:20 | 農業

 夜中まで雨降りだったから、ちょっと無理か?って思っていたら、思いがけず晴天、しかも風強し!これならできる、残った稲刈り。美味しさ重視で作っている満月モチ、中生やや晩生より、それを田んぼの都合で、水口近くに植えている。他の品種より遅れること3週間近く、ようやく刈り取り適期になった。前夜の雨滴がすっかり乾いた午後、作業開始。

 小さい、ほんと小さい田。畝とかa(アール)で表示するより、だいたい20畳~30畳と、部屋の広さの単位で言い表した方が相応しい狭さだ。ここをバインダーで刈り取る。うーん、技が求められる。だからって、手刈りじゃ半日仕事になってしまうから、やっぱり機械。

 ぎりぎり待っただけあった。実りはとても良い。ヒトメボレよりコシヒカリより、ずっとずっと実入りも良いし、病害虫の被害にもあわずに、きれいな米に仕上がった。周囲に木とか屋根とかないので、スズメの害もまったくない。水口はやや緑が残っているが、ほとんど影響なしだ。杭にして7本、わざわざ穴開け機を借りてくるほどもないので、旧来の手動穴開け器具を使って穴を開け、杭を立てた。

 使い方は、器具の途中横に突きだした踏み板に、何度も飛び乗って全体重を掛け、先端を土中に埋め込んでいき、上の取っ手を掴んで回転させて土を切り取り引っ張りあげて穴を開ける。体重が軽く非力な人間には、辛い仕事だ。さらに、その穴に杭を突き刺して行くという力仕事もあって、時折機械に撲った叩かれてもエンジン付きの方がやっぱり楽だなあ。でも、今回は、久しぶりに手作業、体重仕事。

 2時間ほどで刈り取りから、杭かけまでを終わすことができた。午後から始めた作業、早くも暮れなずんで、やっぱり秋のお日様はつるべ落としだ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする