桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

デービットさん

2011-07-04 | Weblog
ハワイから来て、日本の司法などを研究されている方が、布川事件に興味を持って話を聞きたいと言ってくれた。
先に、杉山が話したらしいが、今日、日弁連でお会いした。
ジーンズを穿いて来たので、少しラフな格好だったかと案じたが、デービットさんは、さすがにハワイアン!半ズボンでホッとした。
布川事件を体験した思いを中心に質問されたが、俺の詩集も読んで来てくださっていて、堪能な日本語と質問で答え甲斐があった。
俺の詩を哲学的と言ってくださった。アメリカ人に哲学的と言われたの、少し嬉しかったなあ。
デービットさんは、日本の交番を研究したくて来日したのだとか。ハワイで知り合った警察官僚の「日本はオープンですから、何でもOK」の言葉を信じて来たが、こんな閉鎖的なところは無かったと呆れていた。しかも、村社会の弊害も語っておられ、的確に日本を把握されておられたのには感動した。
俺の得た塀の中での哲学を「禅僧みたいですね」と言われたが、怒りも喜びも素直に表してこその人間!
そう言った俺の言葉に、同意の笑顔を貰えたのが、最高に嬉しかった。
楽しかった語らい、次がハワイになれば、また嬉しいことだが。

エアコン

2011-07-04 | Weblog
北松戸の和室にエアコンを入れた。
昨夜も暑かった。眠いのに、なかなか眠れず、何時ごろに寝たものか、良く判らないし、夜が明けてから、また眠った。
午前中に工事に来てくれて、最新らしいエアコンが動き始めたらば、これが涼しい!
昔はエアコンが無かったとか言うが、昔はコンクリートに密封された部屋も無かったのだから、エアコンを否定する比較は正しくないよね。
次に北松戸に泊まるのは、来週だが、今度は熟睡出来るだろう。

千畳敷カール2

2011-07-04 | Weblog
千畳敷カールへ向かうバス道は、かなり狭くて、ここを運転したならば面白いだろうな!と思えるカーブの連続だった。
今回の旅には、連れ合いの恵子さんも一緒だったが、昔、金沢へ行った際、道を誤って安保峠に入ってしまい、助手席で「怖い、気持ちが悪い」と嘆いた思い出を語り合ったほどだった。その道で猿、カモシカに出会った。残念ながら猿は逃げ足が早くて写真には撮れなかったが、カモシカは親子連れでバッチリと被写体になってくれた。
帰路にも猿とカモシカが道に現れたが、これは撮れなかった。

千畳敷カール

2011-07-04 | Weblog


昨日のバス旅行のメインは、駒ヶ岳にある千畳敷カールの散策。
曇り空、山は雲に隠れて見えない。半袖しか持たなかったので、尚更空模様が案じられたが、山に向かう地元の貸し切りバスで向かった先は、まずまずだった。
尾瀬と同じに車の進入は規制され、バスとタクシー以外なは入れないロープウェイ駅に着いたが、そう寒くはなかった。しかし、ロープウェイで上がった2600メートルの場所は違った。ガスが流れる中は、冷え冷えとした空気。まだ、雪渓も残り、散策する人たちが、危うい足で歩を進めているのも見えた。
俺は、同行者の坂田さんが持参した雨具の上を借用して、ことなきを得たが、山は、まだ春になったばかりだった。