桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

鹿児島駅

2011-07-18 | Weblog
初めて鹿児島駅に来た。
今日は志布志へ行く予定だが、バスがない!
時刻表を見たらば、なんと1日に2本!
余りに時間があるので暇潰しをしようと、鹿児島駅に来たが、いや寂しい。うらぶれたと表現するしかないような建物が並び、空が広い。低くて古い建物が並ぶだけだ。
広がる空には、台風の雲が低く迫っていて、時折、激しく吹く風が唸るような音を響かせるのが、また寂れてしまった駅を強調している。

初さくら

2011-07-18 | Weblog
今日は、京都から鹿児島への移動だ。
志布志事件関係者と祝杯が目的だから、まあ遊びだし、休養かも知れない。
どう移動するか考えたが、何時もの飛行機ではなく、開通した新幹線を使うこてにした。
新大阪から乗った「さくら」は、3連休の最後とあってか、総ての指定席は埋まり、満席だった。
これまでに博多までは来た。その先からは、初になるが、さすがに線路やら何やらの設備は新しい。そして、駅や路線には、いわゆる撮り鉄と言われる鉄道マニュアの姿も見えた。
熊本から鹿児島へのルートは、右手に海が見え、見応えがあるけども、山が多いためにトンネルに景色が遮断されるのが難点だった。

世界一!

2011-07-18 | Weblog
昨夜は、早々に眠ってしまった。何時も通りに、午前4時前に目覚めたが、また眠ったり、また目覚めたりが続いたが、今度はメール音で目覚めた。
誰かと思って見れば、速報メールで、なでしこジヤパンがアメリカを破ってワールドカップを初制覇したニュースだった。
今朝だった!と、慌ててテレビのスイッチを入れたらば、沢選手がフェアプレー賞を貰う場面だった。
今まで20回以上も戦って、引き分け2回だけで負け続けた相手で、世界ランクも1位のアメリカ。勝って欲しいと思ったが、勝ちきるのは難しいだろうと思った。その予想を裏切り、期待と願いに応えて優勝した、なでしこジヤパン!素晴らしいねえ。
それから何度も試合の展開を見たが、先行され、勝ち越されるたびに追い付き、PK戦で勝った試合展開は、何度見ても嬉しかった。決して偶然の勝利ではない。立派な勝利だし、日本らしい勝ち方だ。
本当に嬉しい!
次は、男子!

大久保さん

2011-07-18 | Weblog
布川事件守る会事務局の1人に、大久保郁生さんがいる。
大久保さんは、まだ俺が千葉刑務所にいたころ、守る会が仮釈放を求めた総武線駅前宣伝を行っていたときに、船橋駅前で出会い、それ以来、16年ほど、熱く支援してくれた。
本当に大久保さんは熱い人で、我々や守る会員と、何度も衝突した。でも、不思議なのは、何度、激しい思いでぶつかっても、すぐにケロッとしているのだ。根に持った行動をすることは、全くなかった。
大久保さんの鶏のような健忘振りを、その風貌から「大久保さんは軍鶏だ」と、俺は言っていたが、俺も、何度も諍いを起こした。腹が立って、大久保さんの胸ぐらを掴んだこともあったし、中沢事務局長はじめ、事務局の皆さんからは「いい加減に冷静にならなくてはダメ」と、何度も諫められた。
大久保さんとの言い争いは、何回あったか判らないが、でも大久保さんは「桜井に死に水を取って貰う、布川事件は生き甲斐だ」と言い、何があっても変わらない支援をしてくれた。
その大久保さんが癌だと判ったのは昨年だった。竜ヶ崎市の支援者が、免疫力を高める「淘板浴」を始めて、末期癌の人やアトピーの人など、難病に苦しむ方が通って完治したり、生き長らえているのを知っていた俺は、すぐに大久保さんに行くことを勧めたが、大久保さんは1度行ったきりで、ビタミン注射療法をしたようだ。残念ながら効果がなかったようで、胆嚢癌が進行して手術となったが、それも行えないままに入院して、昨日、他界した。
今月は休みなく予定が入り、お見舞いに行けないでいたが、時間の合間を見て行った11日、もう大久保さんは自力では身動き出来なくなっていた。話すのも疲れるらしい様子から、早々に別れて来たが、抱き起こした身体の感覚は今も手に残っている。
大久保さんは逝ってしまった。