桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

古田最高裁判事

2011-07-26 | Weblog
この人、元最高検次長だった。天下りなのか、天上がりなのかは判らないが、検察庁から最高裁判事になるポストは、常に2枠あって、必ず次長だった人がなることになっている。
最高裁は、広く各界の知識を集め、多様な知識で裁判に公正さを示したいとかの名目で、学者や事務次官経験者、弁護士などの他、検察官経験者も入れるらしいが、検察官経験者は入れてはダメだと思う。
常に罰する意識しか持たない人は、残念だが、人を見る目が歪んでる。公正に裁く目は持ち得ないのだ。
今日も、古田元検察官は、最高裁が下した無罪判決に、ただ独り反対意見を書いた。
検察のナンバー2が最高裁に入り、裁判における多様な意見が示せますかねぇ。ただ最高裁が検察の僕に成り下がってるのが、この検察官を最高裁に入れるシステムだと思うねえ、俺は。