桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

歓待の夜

2011-07-09 | Weblog
昨日は、全く「何なのだ!」と言いたくなる大阪入りだった。常磐線は遅れ、東京駅では新幹線を乗り逃がし、阪和線は遅れで、踏んだり蹴ったりの感を受けて岸和田に着いた。
でも、岸和田では最高だった。
まずは、今日のミニコンサートのために音合わせ。ピアノを弾いてくれる情報が駅に待っていてくれ、彼女のマンションへ。
初めて独身の女性の部屋に入ったが、やはり華やかだし、香りが素敵だった。
約2時間、音合わせとお喋りをしたが、以前に救援会に招かれて岸和田に来たときも会い「意見が合う!」と驚いた方で、何だか長く知っている人と話している安心感があったし、楽しい時間だった。
5時過ぎ、今夜の宿泊先、中村さんが迎えに来てくれた。仕事を終えた弁護士、ジュネーブ仲間のユキちゃんも一緒で、中村さん宅へ行き、ビールで乾杯した。子供が入院してるユキちゃんの許す時間まで、お喋りを楽しみ、夜は、中村家の娘さん2人と、その長女の連れ合い、5人のお孫さんが集い、一昨日が誕生日だった当主、伸郎さんと俺の無罪祝いのパーティーのような夜を過ごした。
嬉しいねぇ、楽しいねぇ、幸せだねぇ、真っ直ぐな子供たちに歓迎され、その思いに包まれ、その思いを頂けるのは。
楽しい岸和田の1日だった。