職人たちの徒然草

新潟県・燕市在住の職人ヤスさんと、東京都・杉並区在住の職人ナガさんの交換?日記です。

袖触れ合うも他生の縁

2008年04月30日 | ヤスさん日記
東京の夜
そこには沢山に人が集まり
音楽を愉しみ
踊りを楽しみ
肩を組み一体になる
そんなライブ会場。
音楽で本気で伝えようと
そんな人達
FANKIST
何をつたえるか
コトバでは言い表せない
数字では出せない
モノですが
彼らの音や
コトバに乗った想いが
とても深く沁みてくる
今日この頃です。

世界は本当に変えられるんだ
と思ったあの日。
そう信じるコトが
なによりも大切で
自分の中に沢山のコトが
有るんだなと思ったあの日。

「世界を変えよう」とゆうコトバ
その世界が
それぞれに有り
この世界か
どの世界か
それは根底で共有する部分も有り
表層ではどんなカタチになるかは
それぞれで
それを認め合うコトが
大切だなと。

以前は自分に無いものを
探していた時代
今では自分に有るものを
発見する時代
自分の中での変遷が
教えてくれるものが深いなー
と。

深い眠りの狭間で観た

それがあまりにも心地よく
どちらが本当のコトかは
分かりませんが
余韻がいつまでも続くのでした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

職人サイクル

2008年04月29日 | ヤスさん日記
モノが世界を回る中で
私の出来る事は
どんなことなのだろうか
と考える今日この頃。
ナガさん
個展の搬入等
いかがお過ごしですか?

使ってくれる人の
顔が見える中でのモノを作り
は現代に於いて
とても職人冥利に尽きるもので
どんな生活をされているのか
どんなコトバ遣いで
家族、地域、年齢、性別
等々と
その背景のイメージが
また創りだすモノにも
のってくるもの
です。

話を聞かせてもらう数
は別として
その満ちなる部分にイメージの種が
あるもので
そこを枯らさぬように
水撒きを出来ればなと。

それが地域以外のデパートという
出会いの中でも
モノを創る
お話を聞かせてもらう
またモノに活かす
という循環が出来れば。

新宿という街にいると
欲望原理主義

必要原理主義
なんて言葉も
頭の中を巡ります。

私に表現できる事は
日々の生活が織り込まれる
モノ達の中にあるのだなと。

どの地でも
陽の光は等しく注いでいますね
曇っていても
雨でも。
なんにせよ
もうすでに
等しいというコトを
発見することが
いろんな事を
解決してくれるのかもしれませんね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

この世界観

2008年04月28日 | ヤスさん日記
時の流れが
やはり違うのだなー
と思う東京。
足早の早さが
速度的差異を越えて
どんどん進んでゆくようで
燕1対東京3的な。

そんな東京の中で
見付けたもの
design
やはり好きなのだなと
玉石混合の中で
輝けるもの
輝くであろうものが
在るのです。

そんなモノを
見るたびに笑みが。
東京の東京たる所以
泥底の中から水面を目指す
白い蓮の花。

design
それは欲望を駆り立てるもの
なのかもしれません。
そして
design
それはココロを豊かに
してくれるものです。

東京には空がない
と言った智恵子
空ならあるじゃないか
と言った光太郎
同じ方向を向いていても
違うものをみている
その差異を認め合えたら
いいな
と思う職人なのでした。

ナガさん
明日からの個展
愉しみにしておりますよ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

信用創造

2008年04月27日 | ヤスさん日記
不思議な事
って沢山ありますよね。
今までの自分の感覚
とは全く違ったところから
降り注ぐような思考の渦。

普段は当たり前のように
目の前を通り過ぎていくモノ達。
ふとした時
それを手にしてみると
その不可思議さに
ココロ揺れるものです。

金融の世界の話。
預金準備率1%なら
日銀に1億円預けられれば
99億を貸し出す事が出来る
って
簡単な図式にしすぎかも
ですが。
その99億円は
どこから創出されるのか。

確かに印刷すれば
それは価値をもつことに
なるのかもしれませんが
モノとしての
価値は何処にあるのか
とか。

昔から博打でも
親が勝つように出来てましたが
信用創造
預金準備制度
etcetcにも
同じ匂いが。

無いものが在り
それが当たり前のように
流通しているという
不思議な現象も
当たり前の言葉に
また流れてゆくのかもしれませんが。

トンネルの向こうのビルの街
その中でも
キラキラ光るものを
探したいな
と思う職人なのでした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

自然な生き方に

2008年04月26日 | ヤスさん日記
新潟は晴天
今年はグリーンウィークらしいですが
新緑の薄緑が日光を透かし
葉脈の一本一本が
生気に満ちているのを感じます。
越後連峰には雪が残りますが
弥彦山や角田山
程よい山はもう賑わいの中に。

散歩の途中に市役所へ
沢山のパンフレットの中で
見付けた言葉
「健康ビジネス構想」
健康とビジネス
が並んでいるのを見て
ふと
healthとbissiness
その相対関係について
考えてみました。

もしかしたら
自然な生き方をしていたら
健康は
本当の意味で自然のコト
なのではないかなと。
この頃は不安を煽る産業が
跋扈していると
言われていますが。
当然のようにあるものに
感謝しながらも
それはごく自然
ということ。

The business of America is business.
とアメリカ第30代大統領が言った
らしいですが
見渡す限りの世界は
どうも
healthとはかけはなれているような。

昔のお医者さんの話。
村のみんなに雇われているお医者さんは
普段からみんなの健康に留意し
病気にならないように
日々励んでいてくれたそうな。

みんなが笑顔で過ごせる為の
ビジネスや
お互いがお互いで満ち足りる事の出来る
ビジネスで
あって欲しいな
と思う職人なのでした。

ナガさん
個展ももうですね。
近況を話せると共に
久々に絵に触れられるコトを
愉しみにしております。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

継続と変化と

2008年04月25日 | ヤスさん日記
一日の終わり
夕陽が沈めが夜が来る
夜が行けばまた朝が。
日々坦々と過ぎてゆく摂理
変化の兆しは微細
現在過去未来を
ひと串で刺してみると
見えてくるものがあるかもしれません。

日々書き記すコト
その時その状況で
一寸先にはもう変化を来している
かもしれない状況でも
書き記しておくことで
また新しい発見があるものですね。
継続するチカラ
同じ時でも違う状況なら
同じ状況でも時がずれていたら
どんなコトバを選んでいたかな
とか。

セレンディピティ
に富んだ毎日でも
その時その状況で
その他の時空があったらと
夢想してみることも
人生の
または人生よりも
大きな流れの中で
大切だな
と思う今日この頃です。

一足飛びのひとあしは
無限の可能性を探り当てる
切っ掛けになりそうな
そんな新潟です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ポケットの贈り物

2008年04月24日 | ヤスさん日記
衣替え
衣装箪笥
帽子の毛玉
カーディガンの袖
黒に紺
白に青

夏に向かい始めた新潟
お店のショーウィンドウも
その気配を
上気させているようで
雪国の短い夏を
どう愉しもうかと
思案は尽きずに流れてゆきます。

ふと出てくるもの
無くしたと思っていたもの

お気に入りの手ぬぐい
必要だった領収書
お札
のど飴
講演会チラシ
etc.etc。

それが出てくるタイミングが
あまりにも
ぴったりで
笑ってしまいました。

麗らかな午後
ぴったりなタイミング
icecoffee
陽炎
ボサノバ

そんな贈り物達が
この冬の様々を
想い出させてくれ
静かな音楽と共に
流れてゆきます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

職人としてのトリニティ

2008年04月23日 | ヤスさん日記
職人としての時間
先達はどのように過ごしていたのか
と考えたりします。
鍛錬の日々
草花木々を愛でる
水面で遊ぶ鳥達を観察し
友と語らい
酒を飲む。

その時代によって
作業の時間も様々だったのでしょうが
職人として大切な時間
人間として大切な時間
その差異が
何処にあったのかな
と。

そして、腕前をあげるに
必要な要素が
没個の中に在るのか
全体性の中に在るのか
いや、きっと
そのどちらでもなくて
どちらでもあるのだ
とは、思うのですが。

考えざるを得ず
故に我有り
といった所なのでしょう。

手先を身体を動かすということ
コトバにするということ
思考を巡らせるということ
三位一体
Trinitas
まだまだ、
追求の端緒を掴んだのかすら
わかりませんが
日々はたんたんと過ぎてゆきます。

春の陽射しは
もう日焼けを誘い
自転車で受ける風は
心地よく通り過ぎてゆきます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

黄金の月夜

2008年04月22日 | ヤスさん日記
気を配る
気を回す
気が動転する
気が気ではない
気にする

気が重い
重い気が
どんすんと腹に落ちる
自転車でかけてみると
爽やかな風や
強い陽射しが
照らしてくれ
少しはカラダが軽くなるような。

受け取ったり
手放したり
ひとつの事象も
その人その人の取り方で
陽気にもなり
陰気にもなり。

満月から新月へ向ける時節
ナニカ
自分を見直し
改める時なのかもしれません。
曽子も日々三省す
と言ってますし
たまにはそんな時間をゆっくり
と、とるのもいいもので。

黄金の月を眺めながら
ゆらゆらと散歩。
気が揺らいでいる時は
なんとはない

ただひたすら
とか
の散歩が調度良く。
照り返しの明るさが
しみじみと生を感じさせてくれるな
と思う職人なのでした。

ナガさん
東京の月は
いかほどでしょうかね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春の日に想う。

2008年04月21日 | ヤスさん日記
豊かな日々
その中で感じるそよ風は
ココロの奥まで
沁みてくるものですね。
明るい陽射しのもと
干した洗濯物
瓦の上に敷かれた布団
自然の恵みは
豊かさの象徴のように。

ふわふわの布団
その気持ちよさを忘れていた時期
土の匂いや草の香り
寝転んだ背中に感じ
それを幸せと感じられる今。
その分かれ目が何処であったのか
すら
私の中では
もう遠い過去のように。

そんなに大切なものかね
手に持っている物達は。
ひとつの物差しに
振り回されていると
見えなくなる事もあるのだよ
と思うコトも。
多様な価値観の中で
幸せ度を計る事も
難しい事なのかもしれません
けど、
ココロのうちが
穏やかで在るコトも
その一端をあらわしている
ような気がします。

春の一日
陽気に誘われて
ウトウトと
ぼんやりと
想いに耽る
職人なのでした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする