職人たちの徒然草

新潟県・燕市在住の職人ヤスさんと、東京都・杉並区在住の職人ナガさんの交換?日記です。

そうなのです。

2009年01月31日 | ヤスさん日記
この時代
そうなのです。

そして
今もそれを
受け入れる。

大黒摩季 ライブ 【愛してます】 Maki Ohguro
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

その背景の中で

2009年01月30日 | ヤスさん日記
さすがに朝は手がかじかむ
そんな今日この頃
朝起きは三文の得とはいいますが
確かにまだ動き始めていない
この静かな空気は
身もこころも
清廉さをとりもどしてくれるます。

屋台骨をしっかり築くには
土台をしっかりと深くすえなければ。
そんな論語の先生のお話を
思い出しました。
上っ面の化粧がはげても
その下には
輝かしい素肌があるもの
では、その化粧の意味は?

突っ走る化粧も必要だったり
泰然自若とした素肌も必要だったり
そのバランスの中に
いっそう深みがあるのでしょう。

私の屋台骨や壁や装飾品は
どんなものが
どんな色で
そのイメージどおりに
それが大きければ大きい程
土台を足下を
しっかりと築かなければ。

取り繕うにも
本気に向き合えば
そこに生命の広がりが
みえるものです。
今の一般的なコンクリートは
50年ばかりの耐久らしいですが
なかには300年持つコンクリートも。

そのものの持つ本質を
しっかりと掴みとりたいな
と思う職人なのでした。
朝いっぱいの冷たさが
今日もキリリと始まりを告げます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

麗らかな陽気

2009年01月29日 | ヤスさん日記
新潟は麗らかな日光が続きます
穏やかであったかくて
窓の外のそんな陽気は
ひとときでも
気持ちを新しくしてくれるものです。
ナガさん
東京はいかがですか?

時代によって違う職人相
どんな姿が今に求められているのか
団塊の世代と段階と
昔ながら
なんて言葉の裏にも
多様な姿が在るものです。

一生懸命に
それだけを我武者らに
幸せのカタチは
どんなものなのでしょうか。

私の幸せ
家族の幸せ
会社の幸せ
地域の幸せ
国の幸せ
世界の幸せ
地球の幸せ

黄昏時だからこそ
柔軟なこころで
新しい姿を
繰り出したいものです。
資源が減り続け
新しい資源ができ
どこまで膨らむのか。
私達は無意識のうちに
バランスをとっているのかもしれません。

なにか無機質で大きなものに
問題というものをすり替えられているような
そんな今日この頃です。
しかしそれも
行き過ぎの中から綻びが
見えています。

本当に麗らかな陽気
ありがたいことに
静かに
一歩一歩
季節も移り変わるものですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

人が増えれば

2009年01月28日 | ヤスさん日記
大切なチーム
人が増えれば色が増える
人が増えれば幅が広がる
人が増えれば奥行きが出る
人が増えれば多様性が広がる

人が増えれば
それぞれの人生の流れが
合流して
大きな流れとなり
大きな岩も
転がり転がり
小石になるものです。

ごろごろごろごろ
人垣の上を
ごろごろごろごろ

その中で
尖り続けるコトも
ときには必要なモノで。

ただ
その空間が
伝え方よりも
受け取り方を
重用ししてくれ
受容してくれれば
いいな
と思う今日この頃です。

人が増えれば
その修行の行程も増すばかり
ただそこから
学ぶことは
目をそらさない
ということだな
と思う職人なのでした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

たそがれどき

2009年01月27日 | ヤスさん日記
作品を作り終えて
ほっとしつつ
何故、作品をつくるのか?
などと考えてみます。

工芸の世界も
たそがれどきに。
余裕というものも
なくなっているようです。

ただ
果たして工芸というものが
余裕があったから発生したかというと
そうでもないような。
「人間の根源にあるもの」
がそれを欲しているのだろうな
と。

それが器であり
オブジェであり
なんだこりゃ
ってこともあり
それぞれが保つもの。

しかし
今回の私には
大きく足りないものがありました。
作品に対するなれ合いが
真剣さを
はき違えていたようです。

たそがれどき
だからこそ
逃げずに集団の中での
真剣さが
必要なのだと。

他人事でなく
この世で起こっている
全てが
今この場所に繋がっている。
それが寂しさでもあり
だからこその変えられる機会でもあり。

ナガさん
今の時代だからこその面白さが
きっと、転がっているのでしょうね
それを
しっかりと掴み育みたいものです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

あの坂をのぼれば

2009年01月26日 | ヤスさん日記
一日の大半を仕事場で過ごせる
その幸せを感じつつ
の今日この頃。
雪は降ったり消えたりを繰り返し
でもなにかをそっと
残してくれているようです。

目標がしっかりとたてられると
そして守るべき大切なコトが現れると
仕事への意欲も
こんなにも増すものなのかと。
今までの一生懸命の日々にも増さる
この心地よい疲労感や
いつまでも続くわくわく感。

人間の三代欲求や
大好きなお酒や
日々の娯楽も
忘れてしまうような
そんな日々。

いつかの目標に
着実にしっかりと
一歩一歩と近づいている
実感です。

「あの山をのぼれば海が見える」
中学校の最初の国語の授業の一節
このフレーズが時として
ふと、頭の中をよぎります。
特段思い出深いこともなく
内容も覚えておらず
ただなんとなく
蘇ってくるフレーズ。

きっと、当時の自分からの
メッセージなのでしょう。
「あの山をのぼれば海が見える」
どんなメッセージか
ゆっくりと噛み締めてみることに
しましょう。

目標とは
自分の胸三寸で
いついつまでも
輝くものなのかもしれません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

持続する志

2009年01月25日 | ヤスさん日記
大切なことは
いつも胸に
そしてそれを見えるカタチで
表に出してみるコトも必要なものです。
時間が区切られないと
腰が重くなるのは
私の性なのでしょう。

私という目的を
ひとつの画面で集約する時
日々あんなに胸に去来していたもの達を
どうやってあらわせばいいのか。
それがしっかりしていなければ
やることもやれなかったわけです。

仕事の目的
活動の目的
学びの目的
仲間との目的
家族との目的
etc
私が本当に欲しているもの
それが世界の願いにも適っている。

降ってきたものを
すぐに文字に書き落とす。
失敗しても
今のこの想いを
すぐに文字に書き記す。
その集積が次につながります。

持続する志
持続する為の装置

明日の自分に
10年後の自分に
そして、100年後の世界に
繋がりますように。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

二〇丸の美味しさ

2009年01月24日 | ヤスさん日記
吹雪の中で
身体を動かしながら
こころを込めて
餅つき餅つき。
手作業のあたたかさ
それが分かりやすい形で
表れてくるようです。
網の上で焼かれるお餅
ぷくぷくと。

規制とは
私を大切にすることか
あなたを大切にすることか
個人を守るものか
国を守るものか

ほんとうに
守るべきものを
守るものが
何時かどこかへ
置き去りになっていることも
あるものです。

法は三つ
古代ユーラシア大陸Chinaの理想も
そうだったように
倫理高き人々の間では
法は少ない方が良いと。

鶏が先か卵が先か
のように
どちらが先になれればよいのか
とかとか。

あまりにもがんじがらめな
今の世に
いつかを期待する
今日この頃です。

心地よい身体の重みと共に
生み出されてゆく
美味しいモノ達
これこそ
本当の美味しさ
あとはそれを囲む人達
それで美味しさは二〇丸です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

未来地図

2009年01月23日 | ヤスさん日記
素晴らしい講演会の後には
未来への想いや
私に今できることが
こころに沸々と
湧いてくるものです。

未来のイメージ
それを視覚化することによって
実現に近づける。
細切れのイメージも
集め紡ぐことによって
全体的な私が浮かんできます。

沢山の笑顔
青い空
深い緑
新鮮な空気
土の匂い

いつまでも続くような
穏やかな空間が
そこに立ち上がってきます。
コルクボードに写真を張り出したり
パソコンで動画を作ったり
ココロに宿ったものを
形にすることを
今始めようと思う
職人なのでした。

先人の理想と
私の理想が重なる
そんな言葉達を
想い出す今日この頃です。

「雨ニモマケズ
 風ニモマケズ
 雪にも夏ノ暑サニモマケヌ
 丈夫ナカラダヲモチ
 欲ハナク
 決シテ瞋ラズ
 イツモシズカニワラッテル
 一日ニ玄米四合ト
 味噌ト少シノ野菜ヲタベ
 アラユルコトヲ
 ジブンヲカンジョウニ入レズニ
 ヨクミキキシワカリ
 ソシテワスレズ
 野原ノ松ノ林ノ陰ノ
 小サナ萱ブキノ小屋ニイテ
 東ニ病気ノコドモアレバ
 行ツテ看病シテヤリ
 西ニツカレタ母アレバ
 行ッテソノ稲ノ束ヲ負イ
 南ニ死ニサウナ人アレバ
 行ッテコワガラナクテモイイトイヒ
 北ニケンクワヤソショウアレバ
 ツマラナイカラヤメロトイヒ
 ヒドリノトキハナミダヲナガシ
 サムサノナツニハオロオロアルキ
 ミンナニデクノボーヨバレ
 ホメラレモセズ
 クニモサレズ
 サウイフモノニ
 ワタシハ
 ナリタイ」
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

message

2009年01月22日 | ヤスさん日記
夜も明け朝方のバイクの音は
なにかゆっくりと聞こえるのは
睡眠が足りないだけではないような。
中学生時代毎日観ていた
朝焼けの空
一日が明けることが
私の眠りの時間だという
寂しさと安心感が
そめていたなぁ
と。

messageを
どう読み取るか
そして
どう活かすかで
経験というものが
深みを増してゆくものです。

自分の進みたい方向
自分の進まざるをえない方向
自分が進んでいった方がよい方向
いろんな方向にベクトルが向き
どれが本当に望む道なのか
戸惑うこともあるものです。

喜びや怒りや悲しみや楽しみや
なにも仮面をつけずに
心の底からの本当の気持ちを
推し量れるようになれば
どんな言葉も
水が沁み込むように
無邪気に
人のこころにも沁み込む
んだろうなと。

完成した今となっては
作品制作にかけた時間は
泡の様にふわふわとしていますが
今ここに在る「モノ」の中に
しっかりと刻み込まれているものがあるはずです。

message
私が伝えたいmessageは
ただひとつ
それがきっと
大切さとなって
伝わっていればいいな
と思う今日この頃です。

作品完成とともに
できれば24時間は眠りたいものです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする