職人たちの徒然草

新潟県・燕市在住の職人ヤスさんと、東京都・杉並区在住の職人ナガさんの交換?日記です。

どちらから整えるか

2019年10月31日 | ヤスさん日記
マクロで見れば
悲しいことはたくさんある
だろうし
ミクロで見れば
幸せなことはたくさんある
だろうし。
その間を
行ったり来たりしながら
今日も
新潟の朝は始まっています。
行ったり来たり
行ったり来たり。
自分の心を確かなものにしておくために
ながさん
東京はいかがお過ごしですか。

自分の城の
掃除がどれほど大切か
とゆうことは
自分の心の乱れを見るためにも
大切なこと

昨晩の料理屋さんで感じました。

心が乱れれば
言葉も乱れ
部屋も乱れる。
心を整える
ってことが難しい場合は
周辺を整えることで
見えてくるのでしょうね。

そんなことを
考えつつ
〆切りの10月31日。
そうそう
とっても面白い本を紹介してもらいました。
今度
ながさんにお渡ししますね。
きっと
気に入ってもらえると思います。
〆切に終われる人々へ贈る本。
そんな本で
ひと笑いしたら
今日も叩き始めるとします。
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恒常性と共に

2019年10月30日 | ヤスさん日記
きのうは
いつもの新津駅近くかじかさんで
いつもの仲間と
いつものように安心してひとときを過ごす
とゆう
とっても良き時間。
お店の料理
だとしても
畏まっていなくて
家庭的な料理の中に
確かな美味しさがあるって
とっても
腰を落ち着けて嬉しい時間です。
ながさん
東京の晩秋はいかがお過ごしですか。

当たり前に在る
なんてことはないですよね。
当たり前なんて。
いつ何時
何があるのか
そんなことを
この頃の私たちは
強く実感させられますよね。

強く実感させられつつ
それが麻痺に繋がらなければ
と思ったりしています。

恒常性を保とうとする
私たちの性。
本当に
それは素晴らしくもあり
慣れとゆう怖さもあり。

そんなことを考えつつ
今日も始まります。
今にも泣き出しそうな空とともに。
ながさんも
佳き1日を。
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果断

2019年10月29日 | ヤスさん日記
ぽっかりと予定が空いて
と書きつつ。
意識的に予定を空けよう
と思っていたな
とゆうこを思い出しつつ。
結局予定を
どんどん入れてしまい
家での時間もそれほどないな
と思いつつ。
それでも
昨日のぽっかりと空いた時間に
読み進められて歴史小説。
小説は小説だと
思いながらも
その中に書いてある言葉に
心揺さぶられることもあるものです。

そう
今は関ヶ原の合戦が終わりました。
池波正太郎さんの頭の中で展開する
それぞれの人生。
神経質だったとも思うのですが
志を貫くとゆう一心は
どの武将にも負けないものがあったのでしょう。

ただ
経営とは難しいもの。
果断することで
芽が出ることがあるのだろう

自分の小さい人生を振り返りつつ。

「戦には魔性がある。この魔性に立ち向かい、
 戦機をのがさぬためには、書状をいじり、
 政令を案ずるようにはまいらぬ。」
小西行長が
石田三成に言った言葉とか。

この言葉を改めて自分に刻み。
今日も仕事に励みたいと思います。
日中は暑いと思ったら
今朝の寒さ。
季節の変わり目
くれぐれもご自愛くださいね。
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心ころころ転がって

2019年10月28日 | ヤスさん日記
神無月新月
また新たな巡りです。
なんてことはない
日常の日々も
この自分なりの区切りがあることで
心新たに向き合うことができるものですね。
ながさん
東京はいかがお過ごしですか。

今回は
蠍座のメッセージで
「ずっと変わらぬ気持ちを確かめるとき。」
だとか。
常に変わる気持ち
それはそれとして
その中に残った砂金のような気持ちを
確かめるとき
なのでしょう。

心ころころ転がって
なんて
谷川さんの詩が
浮かんできます。

心ころころ転がって
どこに辿りつくのか。
でも
心ころころ転がって
角ばったものがとれ
つるつるになってゆく
のかもしれませんね。

さて
今日も今月末の締め切りに向かい
叩き始めるとしますか。
ながさん
締め切り前の
お互いのこの時
大切に過ごしましょうね。
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「頑張れ、頑張れ。」

2019年10月27日 | ヤスさん日記
新潟は
雨音が静かに流れるにちようが
始まっています。
雨だれの音を聞きながら
少しまた眠ってみると
なんだか良い夢を観させてくれました。
ながさん
東京の日曜はいかが始まっていますか。

昨日は
新しく居酒屋を始まる
若者の送別会に参加させてもらいました。
時々伺う
和食のお店。
そこから巣立ち
自分のやりたい道を邁進する
とゆうことで。

「頑張れ、頑張れ。」と
心の中で唱えながら
私は過ごさせてもらいました。
きっと
先輩達がそうしてくれたように。

自分の城が
確かなものになった時に
我が事のように喜んでくれた先輩達は
「頑張れ、頑張れ。」と
見守り唱え続けてくれていた
のだろうな
と振りけって思うわけです。

思ってもらった分
以上に
私もこれからの若者に唱えたい。
そして
一緒に頑張り続けたいな
と思うのです。

人生に於いて
何を目的としているのか。
そんなことを考えつつ
私もまた
鎚起銅器をお伝えに
いつもの場所で銅鍋づくり。

なんだか
そんな若者の姿にエネルギーをもらい
少し眠いですが
気力体力ともに充実。
さぁ
今日も始まるとしますか。
ながさんも
佳き日曜日を。
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大きいから見えること

2019年10月26日 | ヤスさん日記
新潟県燕市は
台風の為の雨もあがり
青空も少し顔を見せています。
穏やかな土曜の朝に
昨日の宴の片付けをして
ハーブティーでほっと一息。
ここ数ヶ月
心に大きくスペースをとって居た
今月末の納品も
なんとか目処がつきそうな気配。
銅鍋づくり体験を二日間と
それらの納品を
あと6日のうちに終えたら
ほっと一息。
二日か三日
少し温泉にでも籠ろうかと思います。
ながさん
東京はいかがお過ごしですか。

3ミリ厚90センチの板と
0.8ミリ厚60センチ×150センチの板。
もう
本当に全身の体力を使い果たす
くらいの重さだったりします。

重さに対抗する
とゆうよりも
バランスをとりながら
それぞれの個性に合わせて
自分の身体と寄り添う
とゆう感覚。

確かに
大きな器だと
それが顕著なのでしょうけれども
実際には
小さな器でも
バランスをとりながら
それぞれの個性に合わせて
手の中で寄り添っている
のだと感じます。

大きいから見えるもの
小さいから見えにくいもの
あるものですね。

あと一息
6日のうちに
これらを纏められるように。
今日も叩き始めるとします。
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金木犀は金木犀

2019年10月25日 | ヤスさん日記
金木犀が散って
あの香りも1年後か

散ってみて思う。
無くなってから
そうだったのか
と感じられることも
あるものですね。
また来年
と言えるだけ良いのかもしれません。

そして
ふと見かけた長田弘さんの詩に
そうだ
香りはなくても
金木犀は金木犀なんだ
と。
こんなに染み入る言葉。
人生に詩って大切ですね。

噛み締めて
噛み締めて。
さて
今日も叩くとしますか。
月末に向けて。
ながさんも
佳き1日を。


人をふと立ち止まらせる
甘いつよい香りを放つ
金色の小さな花々が散って
金色の雪片のように降り積もると
静かな緑の沈黙の長くつづく
金木犀の日々がはじまる
冬から春、そして夏へ
ひたすら緑の充実を生きる
大きな金木犀を見るたびに考える
行為じゃない。生の自由は存在なんだと。
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手仕事の過程

2019年10月24日 | ヤスさん日記
昨日は
みそ造りを
生活手仕事研究所で
行ったのです。
放射線被ばくの影響を
軽減するためには
みそが有効だ
とゆうこと共に。
この二日間の
茜染めとみそ造りの日々は
その過程の大切さを
感じさせてくれるものでした。
茜の蒸気に包まれ
大豆を茹でる薪ストーブのあったかさに包まれ
快調であり
爽快に今日が始まります。
ながさん
東京はいかがお過ごしですか。

生活と仕事が
ぴったりと一体になっている
ってことの大切さを
この生活手仕事研究所で表現してみて。
やはり
心地よいのです。

大豆を工房の薪ストーブで茹でて
夕方ごろになったらみそ造りをする。
なんてことが
これからのここでの日常茶飯事
になりそうです。

今日やるよ
と仲間に声をかけ
みそをつくって
ご飯を食べる
お酒を飲む。

そんな穏やかな日々は
なんとも幸せ
だろうなと思うわけです。

はい。
そして
今日もそんな空気に包まれて
職人としての朝が始まるわけです。

ながさん
岩手もいよいよですね。
私も
今週末に向けて大きな納品を終えたら
整えて向かいますね。
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選択肢の豊かさ

2019年10月23日 | ヤスさん日記
秋晴れの新潟。
今日のみそ造りに向けて
工房の薪ストーブに火入れをして
朝が始まります。
ガスストーブ
と思っていましたが
工房を整えていたら
そうだ
薪ストーブにしてみよう。
こんな風に
選択肢が広がる
ってことが
どれほど豊かなものだろうか
と風フェスの後に感じます。
どうやって
選択肢を増やすか。
ながさん
東京はいかがお過ごしですか。

田舎
と言っても
新潟県燕市中央通
とゆう
燕駅にも近い街中。
交通の弁も良い場所で。

けれども
こんな自由もある。
歴史にのって銅板も叩けるし
薪ストーブも焚けるし
駐車場も大らかなものです。

どれくらいの自由さが
自分には合っているのか考える
それこそが
自らを以って由となす
とゆうこと。

それは
今の時代はお金とゆう道具を
どれくらい持っていたら
自由さを実現できるか
とゆうことかもしれません。
また
何でそれを得たいのか。

さて
今日も考えつつ
手仕事に励むとしますか。
ながさん
11月の岩手会合の際には
ゆっくりと伺いたいと思っています。
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即位礼正殿の儀の朝に

2019年10月22日 | ヤスさん日記
片付けも終わり
お風呂に入って
夕食をつくり
本を読んで。
そんな穏やかな一日を過ごし。
やっと
家に腰を落ち着けられました。
この場所があるから
外へも出て行ける。
大切にしたいものです。
ながさん
東京の週末はいかがお過ごしですか。

最近
と言ってもこの4ヶ月程。

時間が空くと手に取るのは
真田太平記。
この小説のお陰で

所謂

戦国時代の流れで

上杉謙信

武田信玄

織田信長

豊臣秀吉
などなど

読んできた各々の歴史が

ひとつのに纏まったように思います。

それは
土地感覚として
と言ってもいいかもしれません。

秀吉により
遠ざけられた
家康のつくった
江戸の町はどん詰まり。

これは
新潟から全国を巡っていても

東京に行くことはあっても

東京経由でどこかへ行く
とゆうことは無い。

やはり
交通の衢地は関西なのだな

と深く実感する今日この頃なのです。

孫子曰く

「諸侯の地、三属し、先ず至りて、

 天下の衆を得る者を衢地と為す。」


やはり

次の拠点をつくるとしたら

上京すると言うとしたら

関西なのだろうな
と思う
即位礼正殿の儀の朝。

本を読む時間が
自分に与えてくれる豊饒さ。
この時間も大切に保ちたいものです。
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