職人たちの徒然草

新潟県・燕市在住の職人ヤスさんと、東京都・杉並区在住の職人ナガさんの交換?日記です。

栗駒山より

2011年04月30日 | ヤスさん日記
こちらは
桜が満開ですよ。
色の表現
ってやつを
なんて表現してみたらいいのか
考えたら
確かにこれは
実感してみるしか
ないのだろうな
と思う朝です。
花は自らの美しさを知らない
けれども
ただただ
そこで咲いてくれている
のですよね。

いよいよ平和の火
の季節にもなってきました。

今年の夏至

私にとっても
深い感慨があります。

原子量発電所の事故があり
日本が今
直面しているコトは
避けられなかったはずは
ないはずです。
今までの
日本の歴史の作り方が
この点に於いて
過ちであったのは
確かなことでしょう。

なら
私たちはどうするのか
ということを
みんなで深く考える
きっかけになれば
と思う今日この頃です。

発展と
金と
欲望と

幸せ
ってどこにあるのか
みんなで
考えられればな
と。

さて
岩手は快晴です。
森の中で
癒されてきます。
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東京にて

2011年04月29日 | ヤスさん日記
久しぶりの東京。
ながさん
cafe巡り
ありがとうございます。
様々のオーナーさんの想いがあって
そこで表現されている
飲み物達に癒されました。
久しぶりの東京は悲喜交々
このタイミングで来たことにも
意味があるのでしょうね。

変わらない
のか
変われない
のか。

でも
どこかで
芽生えているものが
ありますよね。

被災しているのは
日本
ですもの。

みんなで
今までの来し道を省み
これからの道を歩んでいかなければ
そんな時期。

新宿は変わらずの
賑わいを見せていました。
東京駅官庁街では
終電が終わっても
明かりが灯っていました。

そんな東京を感じ
私は新潟を想います。
さて
この数日間は岩手へ
そこでも
活かせることを
掴んできます。
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伝統と斬新さ

2011年04月28日 | ヤスさん日記
梅のおむすび
って
ココロに沁みいりますね。
韓国には韓国のよさがあり
日本にはに本のよさがある。
当たり前のことですが
実感する今日この頃です。

伝統
斬新さ
日本にはない
もしくは
昔に置いてきた
雑多さや
ゆるさが
韓国にはあるようです。

それは
良くもそうじゃなくも
発展している
という力があるのでしょう。

この時期に
韓国に赴くことができ
私の中で
本当に生きてゆくために
必要なモノ
ということを
感じさせてもらいました。

伝統的な街並みに
ある新しいcafe
若者のパワーを感じたり。

でもですね。

根本的なココロの安らぎは
やはり
何百年も何千年も変わらない
ところにある
ということ。

宮廷にある
当時の生活用品が
どれだけ
用途に根ざしているのか
を学んで
今に生かしてゆきたい
と思う今日この頃です。

ながさん
あとしばらくで
東京です。
ゆっくり語りますか。
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ありがとうの数

2011年04月27日 | ヤスさん日記
無事、新潟に帰着です。

人間は
人生の中で
どれだけ「ありがとう」って
言えるんでしょうか。

ありがとう
の数だけ優しさを感じる
今日この頃です。

続きは
また明日にでも。

少し長めに寝るとします。
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平和ぼけ

2011年04月26日 | ヤスさん日記
韓国のお供に
渋沢栄一さん著「論語と算盤」
を読みながら
思い出したコト。

2008年から
関わらせてもらっている
ワンピースキャンドルナイト。
福岡県星野村に伝わる
原爆の残り火が
平和の火へと
転化される軌跡を
学びました。

あの当時
生きていた人達は
果たして
今の世の中を
どう見ているんだろう
と考えたり。

家族を守る為に
殉じていった先人達は
今の日本を
どんな目で
見ているんだろう
とか。

道義に適っている
経済活動って
どんなものなんだろう
とか。

全体の中の個として
自分なりの
答えを
日本に帰り次第
一層表現したいと思います。

今やらなければ
いつやるんだ
ってくらい
外から見た日本も
平和ぼけしているようです。

さて
韓国二日目は
どんな旅になるのか
論語と算盤とともに
出発してみます。
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器の意味

2011年04月25日 | ヤスさん日記
再び韓国です。
今回はもっと深く
器の持つ
本来の意味について
深く考え
学んできたいと思います。

例えば
縄文土器が
本来持つ意味。
あの時代
お母さんは子供をそばに置いて
仕事をするときに
虫がそばに寄らないようにと
子供の周りに
縄を一周させたとか。
それが転じて
器の模様として
縄文が描かれるようになった。

そんな模様としての意味。

即際的な
使われ方と並行して
浄化などの
器本来の意味
というものも
発展させてゆかなければ
と思う今日この頃です。

使う
ということが
どんな意味を思っているのか
物というモノが
どんな意味を持っているのか。
目の前で起こっていることを
しっかりと
説明できるように
なるように。

さて
ながさんとのお話しも
この旅でひとつ
ふかまりそうですよ。
近々の東京行き
楽しみにしてますね。
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やわらかさ

2011年04月24日 | ヤスさん日記
ながさん
快晴の新潟は
春の陽射しを感じながら
今日という日を始めてみます。
きっと
この空の下で感じた事は
間違いじゃないですよね。

昨日の論語に学ぶ会で
そうだ
と思い当たった事。

老子のようなやわらかさ

見失っていた
のかもしれないな
と。

身体もカチコチで
機敏さを失っていた
ような。

生物か終わりに向う一番の
目安は
その固さに向っている
ということだと思うのです。

赤ちゃんのような
あの
柔らかさ。
春の芽吹きのような
あの
柔らかさ。

忘れていた
ということに
気付けたなら
あとは
大きな伸びをして
軽快に
走り出してみましょう。

「柔よく剛を制し
 弱よく強を制す」

いつもの気楽さを
思い起こして
今日はゆるゆると
過ごしてみます。

その柔らかい芽吹きが
北の空にも
広がりますように。
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再び韓国に

2011年04月23日 | ヤスさん日記
やはり
仕事はいいものですね。
その中から
アイディアが
ふつふつと
湧いてきて
再び鎚を持ちたいと
思わせてくれます。

この
ターニングポイントで
どう生きるのか
ナニをつくり
ナニを残してゆくのか。

そうだ。
ながさん
再び韓国に行ってくることに
なりました。

ちょっと
この国を離れて
この国の形を
感じてこようと思います。


このタイミングで
他の国に呼ばれる
ということを
肝に命じて
日本を届けてきます
ね。

さて
日本
これから
どんな姿にしてゆくのか
ひとりひとりに
かかってますよね。

韓国の桜は
どんな色
でしょうかね。
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今できるコト

2011年04月22日 | ヤスさん日記
今できるコト
を考えていると
その「今」が
過去になってしまう速度が
どんどん
早くなっているようです。

「今」
被災地のみなさんに
これを届けたい
こんなコトをしたい
って
「今」が
届ける準備ができたときには
現地の「今」ではなくなっている。

経験を積む
ってのは
「今」の先にある「今」を
捕まえる事
なのですよね。

それは
住み慣れたココ
でも同じ事で。

イマココ

これから
どんなコトが必要と
されていくのか。

しっかりと
向き合ってみたいと思います。
再生という言葉を
イマココでも
表現できますように。
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復興か再生か

2011年04月21日 | ヤスさん日記
新潟は天気がいい。
春の陽気を一杯に吸い込んで
公園で散歩
なんてのもいいもんです。
いいもんですが
「こうえん」と入力して
スペースキーを押せば
「講演」と出てしまうほど
「公園」とは縁遠くなってしまいました。

さて
福島から
宮城を回り
岩手から海岸線を
宮城へ
そこからは一路
新潟へ。

この度の中では
時差というものを
深く感じました。

震災から
1ヶ月
という同じ時間。
けれど
そこに広がる風景は
同じ1ヶ月を過ごしたとは
思えないような
空間があるわけです。

高速道路から降りれば
マックや
大きなショッピングストアは
沢山の人。
山から三陸海岸にでれば
そこは
なにもない瓦礫の山。

テントで眠るスタッフ達の屋根には
雪の山が。
つぶれるテントもあれば
浸水するテントもあり。

この1ヶ月
それぞれの時間の流れ
の中で
私たちは
何を想い
何を行動してきたのでしょう。

新しい世界へ踏み出すのか
今までの世界への踏襲か。

分岐点はどこに
あるのでしょう。

そんな800キロの旅でした。

約束した桜の下には
間に合いませんでしたが
いつかの桜の下は
もうあるはず。
その時を瞼の裏に
今日も走ってみます。
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